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全身を伸びやかに使う“ヨガストレッチ”は、しなやかさと強さを兼ね備えた美ボディへの近道だ。選りすぐりのポーズに、フリーアナウンサー、鷲見玲奈さんが挑んだ。その美しさに、更なる磨きをかける!(雑誌『ターザン』No.810〈2021年5月13日発売号〉より全文掲載)
可動性や柔軟性、筋力のバランスが伴って初めて、ヨガのポーズは正しくとれる。鷲見玲奈さんは各ポイントを的確に理解し、美しい完成形ポーズを実に涼しい顔で披露してくれた。ポーズ指導を担当したヨガインストラクターのTSUKIさんも感心しきりの、クオリティの高さだ。
「いえ、むしろ今日のヨガストレッチは全部大変でした。ポーズをとる間、実は心の中で発狂してました。見ただけでは分からない辛さがありますよ…。できないと言うのは悔しいので、もはや意地でした(笑)」
と、その口からは意外な感想が。
「ヨガは大学生の頃に通っていたジムのスタジオプログラムで少しだけ経験がありますが、今日ほどハードじゃなかった。どんな運動にも言えますが、正しいやり方を忠実に実践すると体感が全く違いますね。膝の角度をあと少し変える、その“あと少し”が一番キツい! でもその域に挑むかどうかで伸び具合が大きく変わるのを実感しました」
幼稚園の頃は新体操、小中学生の頃にはダンスやサッカーに熱中。それらの経験で養われたモビリティが、今回のヨガにも活きたようだ。
「とはいえ当時からカラダは硬くて、前屈しても“今、前屈してるの?”とツッコまれるレベル…。最近は起床直後や寝る前に軽くストレッチをする日が多いですね。長時間立ち仕事をした日は腰に負担を感じやすいので、翌日に持ち越さないように入念に伸ばす。
あと、気付いた時に肩を回すようにしています。肩こりが軽減されるのはもちろん、私は無意識のうちに巻き肩になりやすく、肩まわりが詰まって見えてしまうので、上半身のシルエットを美しく保つためにも心がけています」
日頃からカラダと本質的に向き合うことで快適になり、それが結果として美しい印象を与えることに繫がる。その意識は人前に立つ彼女ならではだろう。
「とはいえ、あまりに疲れが溜まった時は師事するトレーナーのマッサージを受けることが多いですね。3年ほど前に甥っ子が生まれたことがきっかけで、パーソナルトレーニングのジムに通い始めました。彼を抱っこしたり、高い高いしただけなのに、翌日筋肉痛が酷くて(笑)。体力をつけないとまずいという恐怖感から鍛え始めたんです」
昨今ボディメイクに励む筋トレ女子は増える一方だが、鷲見さんは体力をつけることが第一の目的だ。
「健康あってこその美ボディですからね。もちろん昔からきれいなカラダに憧れてましたが、食事制限にばかり取り組んだので、一時的に痩せてもリバウンドしたり、代謝が落ちて太りやすくなったりと失敗続き。パーソナルトレーニングを始めてからは体型を維持しやすくなり、大好きなカップ焼きそばを食べても体重に響かなくなりました」
鷲見さんのインスタを見ていると、日に日に美ボディをアップデートしているのは一目瞭然。改めて、鷲見さんが思う“美ボディ”とは。
「簡潔に言うならば女性らしさ。筋肉があって引き締まっている一方で、丸みを程よく残したしなやかなカラダを美しいと感じます。なのでカラダのラインにはこだわって鍛えてきました。でも、今日ヨガに挑戦してみて、ヨガで求められるしなやかさはまさしく私が理想とするものだと確信。甥っ子と思い切り遊ぶためにも、ヨガ、始めてみようかな」
取材・文/門上奈央 撮影/長山一樹 スタイリスト/伊藤信子 ヘア&メイク/鬼頭恵美 ポーズ監修・指導/TSUKI
初出『Tarzan』No.810・2021年5月13日発売