肩と足腰をほぐすとカラダが軽い!〈かつお食堂〉永松真依さんのワールド・グレイテスト・ストレッチ
筋トレやヨガの要素も含んだ、最強ストレッチ「ワールド・グレイテスト・ストレッチ」だが、目的が違えば、内容も変わってくる。すなわち、人の数だけ、ワールド・グレイテスト・ストレッチはある。性別も職業も異なる14人に、「なぜ」「どうやって」カラダをほぐしているのか教えてもらった。今回は、毎日8時間立ちっぱなし! 〈かつお食堂〉店主、永松真依さんのグレーティストストレッチ。
編集・取材・文/宮田恵一郎 取材・文/岡島みのり イラストレーション/伊藤健介
初出『Tarzan』No.882・2024年6月20日発売
ワールド・グレイテスト・ストレッチとは?
全身の主要な筋肉を伸ばし、筋トレやヨガの要素も全部入りの欲張りエクササイズ。
永松真依さん
教えてくれた人
ながまつ・まい/〈かつお食堂〉店主 。1987年生まれ。漁港を回り鰹節を研究。2022年から3年連続でビブグルマン選出。著書に『鰹節を手削りする 美味しい暮らし』(主婦と生活社)。
目次
8時間ぶっ通しで動ける足腰と肩を育む
営業中はひたすら鰹節を削り続け、仕込みから1日8時間以上は立ちっぱなし。
疲労の積み重ねで巻き肩になり、足先が痺れることもあったというが、「通っているキックボクシングジムで教わった肩と足腰に効くストレッチを始めてから、カラダは軽いまま。体調が整うと心も軽くなる」と症状は改善。
「肩甲骨と股関節を柔らかくするには日々コツコツやること。生涯現役で動けるカラダを目指します」
寝そべり股関節回し(内回し、外回しを左右各10回×1セット)
仰向けになり、両脚を伸ばし、両手を体側に置く。右腿を胸に引き寄せ、両肩をつけたまま外側に回す。10回したら、同様に内回しを10回。それぞれ左脚も。
脚の付け根の筋膜剝がしwith ストレッチボール(左右各30秒×1セット)
床に横向きで座り、お尻の下にストレッチボールを挟む。仙骨横から大転子までの斜めのラインを意識し、ボールを小刻みに揺らし、時にはボールを押し込むように体重をかけながらグリグリと動かす。
肩甲骨回し(10回×1セット)
背すじを伸ばした状態で目線を水平に保ち、両手を肩にちょこんと乗せる。大きく息を吸ってゆっくり深呼吸をしながら、両肘で円を描くようにグルッと一周。胸を開き、肩甲骨を寄せるイメージで行う。