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【加齢のトリセツ】放置してはいけない「脂肪肝」のリスク

肝臓はさまざまな生理活性物質(ヘパトカイン)を作り出し、血中に放出している。そのうちセレノプロテインPとLECT2は骨格筋や肝臓自身にインスリン抵抗性をもたらす。また、NAFLD、NASHを抱えている人は乾癬、骨粗鬆症、睡眠時無呼吸症候群、慢性腎不全などの症状を訴えることもある。

お酒と無縁でも脂肪肝になる。脂肪肝と聞くと酒飲みを思い浮かべる人は多いだろう。飲酒が原因の脂肪肝をアルコール性脂肪肝と呼ぶが、酒とはまったく関係なく、食べ過ぎや運動不足が原因で...[続きを読む]

取材・文/廣松正浩 イラストレーション/横田ユキオ 取材協力・監修/吉良文孝(東長崎駅前内科クリニック院長、サイキンソーCMEO、日本消化器学会専門医)

初出『Tarzan』No.807・2021年3月25日発売

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