• 公開:
  • 提供:アルペングループ

〈ナイキ〉のランニングシューズ3足を履き比べ! シューズトライアル体験レポート 

自分に合うランニングシューズを見つけるには、実際に履いて走ってみるのがベスト。というわけで〈ナイキ〉の人気シューズ3足を履き比べてランニングができる試走会が実現。理想の一足に出合うため、CLUB Tarzanのメンバーが新宿の街を駆け巡った。

無料メンバーシップ「CLUB Tarzan」

CLUB Tarzan(クラブターザン)は『ターザン』読者のための登録・年会費無料の会員サービス。登録すると、不定期で開催しているターザンのイベントに参加できるほか、豪華プレゼントが手に入るチャンスも。さらにカラダにまつわる最新情報満載のメールマガジンが、あなたのモチベーションを底上げします。

CLUB Tarzan登録ページ

晴れ渡る土曜日の朝。ラン好きのCLUB Tazranメンバーが新宿の〈Alpen TOKYO〉に集合した。

今回試走会を引っ張ってくれるのはナイキコーチの森実利さん。野球の侍ジャパンやサッカー日本代表選手、オリンピアンなど多数のアスリートを担当し、パフォーマンスを最大限に引き出してきたランのエキスパートだ。

まずは、スタート地点となった〈Alpen Tokyo〉にて、森コーチの挨拶からスタート。

「今回はキャラクターの違う3足を履き比べます。それぞれの特徴を感じながら、自分に合ったシューズを探してみてください。トライアル中は走り方のコツ、シューズの選び方などもお伝えするので、わからないことがあったらいつでも声をかけてくださいね」(森コーチ)

森実利

もり・みとし/ナイキコーチ。高校駅伝強豪校で活動後、カナダにトレーナー留学し2008年よりNIKE RUNNINGアドバイザー、コーチとして活動。2012年トレーナーオブザイヤー受賞。パーソナルトレーナーとして、プロ野球、サッカー日本代表をはじめとする様々な分野のアスリートを1000名以上担当しながら、5大会五輪サポートを行う。

怪我ゼロを目指して作られた《ナイキ インフィニティラン 4》

一足目に履いたのは《ナイキ インフィニティラン 4》。“怪我ゼロ”を目指して開発された《ナイキ インフィニティラン》シリーズの最新モデルで、足の保護性、衝撃吸収性、推進力などトータルでバランスの取れたシューズにアップデートされている。

《ナイキ インフィニティラン 4》を履いて、〈Alpen TOKYO〉から新宿中央公園まで軽くジョギングしながら移動。

新宿中央公園まで約1kmのジョギングを快走したランナー。

《ナイキ インフィニティラン 4》。アッパーには撥水加工を施したメンブレンを採用し、雨や雪の侵入を防ぐ。

《ナイキ インフィニティラン 4》の最大の特徴は柔らかいロッキングチェア構造のプラットフォーム。前足部と踵部が反り上がっているため、足裏全体を使って地面を強く蹴らなくても転がるような推進力が生まれ、前に進みやすい。また、ミッドソールに使用した「ナイキ リアクトX」フォームはエネルギーリターンが向上し、疲れ知らずの、弾むようなストライドが持続するのもポイントだ。

「着地時間が長ければ長いほど足に体重が乗っかって怪我のリスクが増えます。ロッカー構造の《ナイキ インフィニティラン 4》は足の運びを促して着地時間を短くするので、怪我がしにくいんです。また、前作よりも反発性が高くなっているのでペースアップもしやすくなっています。ライディングの感覚を意識しながら走ってみましょう」(森コーチ)

走る前に森コーチからシューズのレクチャーを受ける。

コースに出る前にみんなで一緒にストレッチ。

いざ新宿中央公園を一周へ。「スタート」の呼び声とともにランナーたちは一気に駆けていく。

今回のコースは公園入り口の広場前からスタートし、コーナーを左に曲って北通りへ。ここは若干の下りがあり、次のコーナーを曲がって十二社通りが目の前に。このまま直線に進んで南通りに出たらコーナーを曲がって公園通りに向かって戻ってくるという約1.3kmの周回コース。

朝9時台の新宿中央公園周辺は人も多すぎず、ランニングしやすい。

走り終えたランナーたちにシューズの感想を聞くと、ロッキング構造とアッパー部分のフィット感に好感を持つ意見が多く聞こえた。

「両膝を少し痛めているのですが《ナイキ インフィニティラン 4》は想像以上にクッション性が高く、着地も安定。蹴り出しまで自然と足が出るので快適に走れました。リカバリーランにもいいですね。膝への負担も軽減できている気がします」(男性参加者)。

「私はトライアスロンをやっているのですが、レースではスイム、バイクの後にランがあるので、どうしても疲労が溜まって体が横振れしやすく、姿勢が後傾しやすい。《ナイキ インフィニティラン 4》は横振れを防ぎながら、体が自然と前に傾き、走りやすかったです」(女性参加者)。

「私は足がむくみやすく、一般的なランニングシューズはその日の足の状態によって都度、靴紐を結び直さないといけないのが悩み。足の幅が広いで、合うシューズを見つけるのに苦労するのですが、《ナイキ インフィニティラン 4》はニットのアッパーがフィット感が高く、履いた瞬間から快適でした。ハーフサイズアップを推奨されていたので、一つ上のサイズの購入を検討したいです」(女性参加者)。

安定感重視のロングセラー《ナイキ ストラクチャー 25》

公園の外周を一周するごとに、シューズをチェンジ。

《ナイキ ストラクチャー 25》。参加者が着用しているカラーは「スターブルー」

2足目の《ナイキ ストラクチャー 25》は、中足部内側にせり立たせたミッドソールが土踏まずをしっかり支え、足首の内側への倒れ込みを防ぐシューズ。ヒールカップがしっかりしているため、かかとのホールド感も安定している。長距離、時間をかけて走りたい人、安定感のあるランニングをしたい人におすすめの一足だ。

「《インフィニティ》はライド感を感じるシューズでしたが、こちらは反発性に優れていて、弾むような感覚で前進できます。下り坂は腕を上げて地面をしっかり蹴ることを意識してみてください。エアパッドのクッション性も実感しやすいと思いますよ」(森コーチ)

そして、疲れを感じにくい走り方のコツも伝授。

「ランニングは足を前に出すのではなく、腰を前に出すイメージで走りましょう。こうすることで自然と前傾姿勢になり、重心が前方へかかって体の重みで加速しながら走ることができます。また、前傾姿勢で走ると理想的な足の着地のフォームを取りやすく、反対の足を着地させる足の回転もスムーズでタイムも伸びやすくなります」(森コーチ)

新宿中央公園周辺は都心でありながら、緑も多い気持ちのいいコースだ。

2周目を走り終えたランナーたちは1足目と比較しながらそれぞれの感想を教えてくれた。

「1足目は履き心地が柔らかく、それもいいなと思ったのですが、私は足首が緩めなので、これぐらいホールド感のあるほうが好み。踵のホールド感もしっかりしていて、体の軸がぶれにくい感じがしました」(女性参加者)

「エアのクッションが走りにリズムを与えてくれて気持ちよく走れました。ソールが硬めで、踏み出した足の傾きを防いでくれる感覚が好印象です」(男性参加者)

ラン、ジョグ、ウォーキングにも活躍する《ナイキ モティバ》。

3足目の《ナイキ モティバ》にチェンジ。

大胆なロッキングチェア構造が前に進む足の体重移動をスムーズにする。

3足目の《ナイキ モティバ》は、凸凹のパターンを施したアウトソールとロッカー構造を組みわせたシューズ。クッション性に優れた快適な履き心地で、ジョギング、ランニングだけでなく、ウォーキングにも足運びをしやすいよう設計されている。

「足底全体に配置されているクッショニングが着地時の衝撃を和らげ、ウォーキング、ジョギング、ランニングなどペースの異なる動きでもスムーズに足運びをサポートするのが特徴です。ウォーキング時の足の運びの良さも感じてもらいたいので、最初は早歩きで行きましょう」(森コーチ)

和気藹々とした雰囲気で3周目に突入。

ゴールは間近。メンバーの足取りもさらに軽やかに。

ランニングの前後に買い物に行ったり、散歩したり。どんな活動も最適にサポートしてくれるのがこのシューズの強み。ランナーたちも日常のシーンを思い浮かべながら早歩きから次第にペースを上げてみたり、途中全速力で駆けてみたりとさまざまな走り方を実践。

「ランニングにもウォーキングにも最適というところがいいですね。履き口が柔らかく楽に着脱できました。職場にもこれを履いて通いたいです」(男性参加者)

「ロッキングチェアのような形状なので、体が自然と前傾姿勢を取りやすく、足の運びもスムーズでした。これを履いていると、自然と走り出したくなるというのがわかります。ランニングを生活に取り入れたくなる一足。一日中履いていても疲れなさそうです」(女性参加者)

無事に全員ゴール! 水の広場でクールダウン。

3周目を走り終え、今回の試走会が終了。気持ちのいい週末の始まりを迎えて、ランナーたちもイキイキとした表情に。

「店舗で履くことはできても実際に走れる機会はなかなかないですし、今回は3足履き比べられたおかげで違いもわかりやすかったです。また、シューズ選びのコツも森コーチに聞けてとても参考になりました」(女性参加者)。

「初めて試走会に参加しましたが、都庁や高層ビル群に囲まれたダイナミックな景色を見ながらのランは新鮮で楽しかったです」(男性参加者)。

最後に、森コーチからは参加者に向けてこんなアドバイスも。

「シューズは自分の足の運びや形の特徴だけでなく、レベルや目的に応じて履き分けることが大事です。安定感を重視して長く走りたいのか、リカバリーランをしたいのか、ウォーキングも楽しみたいのかなど。一足のシューズで走り続けていると、同じところに負担がかかり、シューズも体もダメージが起きやすい。履き分けることでシューズの寿命が伸び、結果的に怪我のリスクも減らせます。店頭で履いただけではわからないこともあるので、こういったトライアルの体験があればまた参加してほしいです」(森コーチ)

INFORMATION

店舗情報:Alpen TOKYO

取材・文/浦本真梨子 撮影/永禮 賢

Share

関連記事:

Share