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【加齢のトリセツ】骨や関節が密集する、手の多種多様なトラブル

ばね指/ 指を曲げる際には屈筋が収縮し、手の中を走る屈筋腱が引かれるが、腱が浮き上がるのを抑えるため、要所には腱鞘が配置されている。腱や腱鞘に炎症が起きると、指を伸ばす際に腱が腱鞘に引っかかりやすくなり、腱の動きがスムーズでなくなる。

整形外科の受診原因3位。中年になると手の痛む人が増える。仕事や家事で指を使うと痛んだり、深夜に手首が痛くなって目が覚める人も現れる。それを放置して関節が腫れ、指が曲がっていく人も...[続きを読む]

取材・文/廣松正浩 イラストレーション/横田ユキオ 取材協力・監修/金谷幸一(金谷整形外科院長、医学博士、日本骨粗鬆症学会評議員・認定医)

初出『Tarzan』No.803・2021年1月28日発売

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