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朝活+栄養が好循環を生み出す! シームレスな栄養補給にカロリーメイト リキッドのすゝめ
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運動不足や座りすぎで機能が低下し、生じる股関節の痛みにはツボ押しで即効性が期待できるツボドレナージと、収縮→弛緩で緊張をほどく7秒逆ストレッチがおすすめ。股関節の詰まりをリセットするツボドレナージと、股関節の動きに大きく関わる臀筋群の7秒逆ストレッチで本来のスムーズな状態へ改善しよう。
柳本真弓さん
やなもと・まゆみ/鍼灸あん摩マッサージ指圧師。大学卒業後、東京衛生学園で東洋医学を学び、鍼灸あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。2007年に鍼灸専門治療院〈目白鍼灸院〉を開院。院長を務める。リンパを流すリンパドレナージセラピストでもある。
肩関節と股関節は作りが似ているので、東洋医学では肩関節まわりの刺激が股関節にも効果的と考える。そこで手始めに肩の「肩貞」を押す。次に、腰痛のツボでもある「五枢」へアプローチ。
場所:まっすぐ立ち、腕を体側に下げる。脇の下から指1本分上に上がり、指で押すと痛みがある場所。
押し方:反対の手を脇の下から差し入れ、親指と小指を除く指3本を押し当て、10〜12回円を描くようにドレナージ。痛みが出た方の反対側から始め、両側とも行う。
場所:まっすぐ立ち、へそ下に親指以外の4指を当てる。その高さで平行移動し、骨盤の出っ張りと交わるあたりで、指で押すと痛みがある場所。
押し方:親指を腰に当て、それ以外の指を当て、10〜12回円を描くようにドレナージ。
石部伸之さん
いしべ・のぶゆき/理学療法士。准看護師や介護支援専門員の資格も保持。20年以上勤務する病院で幅広い疾患のリハビリテーションを行う。『7秒「逆」ストレッチ』や『ほぐすだけボールペンマッサージ』など著書多数。
股関節に深く影響するのがお尻の臀筋群。この大きな筋肉が硬いと股関節の動きが悪くなり、痛みにつながる。ストレッチで大臀筋をはじめ、その下部にある中臀筋や小臀筋もあわせて緩める。
❶椅子の背もたれに手を置き、腰を少し反らせて片脚を斜め後ろに伸ばす。❷後ろ脚の膝と爪先を外側に向けて7秒キープ。脚を伸ばした方の臀筋の収縮を意識。
❸ストレッチは床に座って実践。膝を立てて座り、両手を後ろにつく。足首を逆脚の膝に乗せて7秒キープ。反対側も同様に。
下半身には全身の3分の2の筋肉が集まる。そのほとんどは骨盤、腰椎、股関節の動きに関わる。主要なものでこれだけあるのだ。
ツボドレナージ:取材・文/井上健二 撮影/小川朋央 スタイリスト/川合康太 ヘア&メイク/村田真弓 監修/柳本真弓 7秒逆ストレッチ:取材・文/門上奈央 撮影/小川朋央スタイリスト/川合康太 ヘア&メイク/山田久美子 監修/石部伸之
イラストレーション/野村憲司、今牧良治、武久真奈(以上トキア企画)
初出『Tarzan』No.853・2023年3月23日発売
NO882
06.20木発売