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タンパク質と、何が同じで、どう違う?ジェーン・スーと〈味の素(株)〉社員が語るアミノ酸のこと。
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姿勢のクセで前後に傾きやすい骨盤。フラットな位置に整えるには収縮→弛緩で緊張をほどく「7秒逆ストレッチ」がおすすめ。硬くなったハムストリングス、機能が低下した腸腰筋にアプローチして、骨盤から姿勢を整えよう! 効果はすぐに出るとは限らないので、合うと感じたら最低1か月は続けてみよう。
石部伸之さん
いしべ・のぶゆき/理学療法士。准看護師や介護支援専門員の資格も保持。20年以上勤務する病院で幅広い疾患のリハビリテーションを行う。『7秒「逆」ストレッチ』や『ほぐすだけボールペンマッサージ』など著書多数。
骨盤が後ろに倒れて腰が丸まると、腿裏のハムストリングスはギュッと固まってしまう。ストレッチで骨盤を後ろへと引っ張るこわばりを解くことで、骨盤をフラットに立てられる状態に。
椅子を用意。座面に片足の踵を乗せて、爪先を上に向ける。腰から頭頂部までの一直線を極力保ったまま、股関節を引き込むようにして上体を前に倒す。脚と同じ側の手で爪先を摑んで7秒キープ。
この時に背中を丸めてしまうとハムが全く伸びない。爪先に手がつかない人は腰〜頭の一直線を保てる範囲でカラダを前に倒そう。反対側も同様に。
骨盤が前に倒れて反り腰になると腰痛のリスクも大。ここで活性化すべきは腹部の奥にある腸腰筋。太腿を振り上げるほか美姿勢を保つのに重要なインナーマッスルをストレッチで目覚めさせる。
❶壁の横側で膝立ちになり、壁側の脚を前に出して両手を上に重ねる。❷前脚の膝を曲げて、カラダを前方にスライドさせる。この時、後ろ脚の付け根付近のストレッチが強まるのを意識。
❸両手を組み、前側の脚の方に向けて大きく伸ばして、壁に手をつけて7秒キープ。後ろ脚の付け根から脇腹にかけての伸びを感じよう。反対側も同様に。
取材・文/門上奈央 撮影/小川朋央 スタイリスト/川合康太 ヘア&メイク/山田久美子 監修/石部伸之
初出『Tarzan』No.853・2023年3月23日発売