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こんなパンを待っていた! 豆でつくられたグルテンフリーの《ZENB ブレッド》
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便秘、下痢、お腹の不快感…。腸の不調の改善には、運動が効果的。習慣化したいが、黙々と腸のためだけにトレーニングするのはハードルが高い。そこで一石二“腸”トレ。今回は「腸トレ×腰痛解消」のメソッド!
厚生労働省の推計によれば、腰痛を抱えている日本人はおよそ2800万人。ざっと4人に1人が悩まされているという計算だ。腰痛の原因はさまざまあるが、体幹部分の筋力低下や柔軟性不足、それに伴う不良姿勢は大きな要因に挙げられる。
つまり、腹部、腰背部のトレーニング&ストレッチを兼ねた腸トレは、腰痛解消に効くということ。もちろん体幹部の強化は、腰痛予防にもなる。
プログラム①では、腹直筋や腹横筋といったカラダの前面を主に鍛え、腰背部の筋肉をストレッチ。プログラム②では、脊柱起立筋や広背筋といった背中の筋肉を鍛え、腹直筋をストレッチする。①と②はできるだけセットで行おう。
「全身の血流の改善、腸の周辺の筋肉と神経への刺激、蠕動運動をサポートする腹まわりの筋肉の強化。この3つをバランスよく行うのがポイントです」と、おぜきトレーナー。
血流の悪さやカラダの冷えは、腸の働きを鈍くする大きな要因。下半身の筋肉を動かし、全身の血流を促進する必要がある。
振動などによる腸の周辺への刺激は、眠っていた筋肉や神経を目覚めさせる。刺激によりスイッチが入ると、消化吸収がスムーズに。さらに、腸の働きに関係する自律神経の乱れが整う効果もある。
蠕動運動には、腹直筋、腹横筋、腹斜筋といった腹まわりの筋肉も関係している。これらを鍛えることは、腸の不調改善にも繫がるのだ。
取材・文/神津文人 撮影/小川朋央 スタイリスト/高島聖子 ヘア&メイク/天野誠吾 監修/おぜきとしあき
初出『Tarzan』No.817・2021年8月26日発売