- 痩せる
- 走る
“スリップインするだけ™”じゃない!《スケッチャーズ スリップ・インズ》快適学。
PR
いつでもどこでも始められるからこそ、自己流でやってしまいがちなストレッチ。小さなギモンはあらかじめ解消してから、有意義なストレッチ習慣を身につけよう! ありがちなストレッチの疑問の答えをお伝えします。
目次
煮詰まって気分が乗らないときはストレスで緊張する僧帽筋上部のストレッチをすれば、リフレッシュできる。
さらに、長時間座りっぱなしで悲鳴を上げている大臀筋を伸ばせば腰の重だるさから解放される。心身ともに再生し、仕事の能率も当然アップ。
朝は交感神経にスイッチが入る時間帯、夜は逆に副交感神経が優位になる時間帯。
ストレッチの目的はリラクセーションなので朝よりは夜、さらに歩いて筋肉の温度が上がっている帰宅後、血行がよくなっている入浴後などがベストのタイミング。
毎日行うに越したことはない。でも、強迫観念に縛られる状況もストレスフル。
週4日以上ストレッチを行うことで長期的な柔軟性の高まりが見られるといわれているので、毎週4日坊主を繰り返せば、それなりにカラダは柔らかくなる。マイペースでOKだ。
マッサージには筋膜の抵抗性を和らげる効果がある。よってストレッチ前にフォームローラーなどでカラダをほぐすのは有効。
でも柔軟性を高めるという意味ではストレッチに軍配が上がる。マッサージではサルコメアは増やせないからだ。(詳しくはこちらの記事:最大の要因は不活動。「カラダが硬くなる」3つの理由)
寒い時期の朝など、筋肉の温度が低いときは柔軟性が限定されるので効率が悪い。
また、骨折すると骨が太くなり関節の可動域が狭くなるので、残念ながらストレッチで頑張っても今以上柔軟性は上がらない。骨折経験者はその部位を無理に伸ばさない方が無難だ。
ストレッチの運動強度はゴミ捨てのそれと同等。なのでストレッチで直接のダイエット効果は得られない。
ただ、筋肉の疲れを取り除くことで積極的に活動する意欲や機会が増える。結果的にエネルギー消費が上がるので、間接的な痩せ効果はありといえばあり。
「この人は筋肉を伸ばす人」とカラダに教え込むことはとっても重要。
ストレッチをやればやるほど、カラダはそれに適応しようとしてサルコメアを増やしてくれる。筋トレやランのようなオーバーワークの心配もないので、やるほどに健康にいいと断言できる。
右はいけるけど左はいけない。誰にでも左右差はあるが、それが極端になると悪姿勢の原因に。
筋肉の長さや強さに左右差があるとどちらかに引っ張られてニュートラルな姿勢が保てないからだ。なので、硬い方は1〜2セット多めに行うのがおすすめ。
取材・文/石飛カノ イラストレーション/石山好宏 取材協力/中野ジェームズ修一
初出『Tarzan』No.855・2023年5月11日発売