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“スリップインするだけ™”じゃない!《スケッチャーズ スリップ・インズ》快適学。
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環境をガラリと変えることはできなくても、「座らないと無理」な行動以外を全て立って行ってみよう。無意味に座っていた時間をかなり減らすことができる! 今回はリモートワークや休日など、家で過ごす際に座りすぎを減らすためのアイデアを紹介。
丸山健太(まるやま・けんた)/龍ケ崎済生会病院医療技術部リハビリテーション科係長・作業療法士。16年間現職の医療の現場に立ち続け、患者への日常生活動作や運動指導に務めるほか、HPなどで健康情報の提供を行う。
目次
座位時間が長いと脚の筋力の低下や血流の停滞に繫がり、生活習慣や腰痛などのリスクも高まる。
WHOも日頃から座りっぱなしの時間を減らし、何らかの身体活動に置き換えることを勧めている。さらに、週末まとめて運動しても座りすぎによる健康への悪影響は低減できないという研究報告も。
そこで、作業療法士の丸山健太さんが提案しているのが、日常生活でこまめに立って姿勢を変えたり動いたりすること。
今回はリモートワークや休日、家で過ごす時に座り時間を減らすアイデアを紹介。30分に1回の頻度で3分間カラダを動かすのが理想だが、自分が取り入れやすいものからまずは実践してみよう。
帰宅したら自分から積極的に家事を実践。掃除、洗濯、炊事はすべて立って行う作業だから。アイロンをかけるときもスタンディングで。立つ時間が増えるうえに家庭内も円満に。
アクション系やフィットネス系に限らず、家でゲームをするときは必ず立つ。ゲームに興じているときは時間が経つのがあっという間。立ち姿勢のキープも苦にならないはず。
テレビにオーディオ、照明にスマート家電。離れたところからリモコンをピッとひと押しすればスイッチオン。そこをあえて移動して現物のスイッチを押せば立つ時間がそれだけ増える。
リモートワークの日のランチはもっぱらデリバリー? いや、ただでさえ移動する機会が少ない日だからこそ、ランチは立ち姿勢で自炊、またはスーパーなど中食の買い出しへGO。
コロナ禍ですっかり換気の習慣はついたことと思う。自宅で作業をするときはこまめに立ち上がって窓を開けるなど換気を行うことを忘れずに。
企画を練るなど何らかのひらめきが欲しいときは、デスクにしがみついているより立ってウロウロ歩きながらの方がアイデアが湧きやすい。歩きながら哲学したアリストテレスに倣おう。
時間のメリハリをつけにくいリモートワークでは仕事の時間管理がとっても大事。デスクワークをだらだら行わず、何時から何時までとスケジュールをしっかり決めること。
スタンディングデスクを使っていない場合、PC以外の作業をするときはできるだけデスクを離れる。スマホでのやり取り、LINEのチェックなどはすべて立ったままで。
朝と夕方、会社に行く日は大体1時間かけて通勤移動している。ならばリモートワークの日も同じ時間帯を散歩で費やす工夫を。仕事の初めと終わりにメリハリがつく。
取材・文/石飛カノ 撮影/中島慶子 スタイリスト/高島聖子 ヘア&メイク/天野誠吾 イラストレーション/中根ゆたか
初出『Tarzan』No.849・2023年1月26日発売