外資系銀行員としてフルタイムで働く一方、ビキニフィットネス世界1位を狙う。そんなワンダーウーマンである安井友梨さんの、絶対に外せない相棒がサプリ。
「体脂肪を減らすことに関しては、その3割くらいはサプリに助けてもらっているという実感があります」
普段使いするのはMRPと赤汁
安井さんは、サプリを大きく2つのカテゴリーに分ける。一つ目は、年間通して普段使いするもの。もう一つは、コンテストに備えて4か月かけて減量する際に使うものだ。
普段使いするのは、MRPと赤汁。MRPはパウダー状のサプリ。見かけはプロテインだが、タンパク質以外に、糖質、脂質、ビタミン、ミネラルといった栄養素を含み、低カロリーで食事の代わりになる。
「私の朝食は、一年365日MRPです。余分なカロリーを摂らずに、必要な栄養素が偏りなく摂れます。朝食で栄養をしっかり摂った方が、体脂肪は落ちやすいのです」
赤汁とは、文字通り、赤みのあるドリンク。青汁はケールなど緑の葉野菜が原料だが、赤汁はレッドビーツ、マンゴスチン、アセロラといった赤みの強い食材を原料とする。
「朝食には、MRPとともに赤汁を飲んでいます。それはトレーニングを始めて以来、7年間変わらない習慣。赤汁は、血流をアップして代謝を高めます。以前はビーツなどを買って手作りしていたのですが、毎日作るのは大変なので、製品をプロデュースし、水に溶かして飲める赤汁のパウダーサプリを作っちゃいました。
仕事中や運動中も、赤汁ドリンクで水分補給しています。水分を多めに飲むのも、代謝を上げて体脂肪燃焼を促すコツの一つです」
減量期は1か月ごとにサプリを増やす
そして4か月間の減量期では、1か月ごとに新たなサプリをプラス。
「同じ成分を摂り続けると、カラダが慣れて反応が鈍くなる。つねに新鮮な刺激をカラダに加え、体脂肪燃焼をペースダウンさせないために、1か月ごとに内容を変えるのです」
4か月前から摂り始めるのは、疲労回復を促すサプリ。
疲れてトレーニングを中断したら、カラダ作りも体脂肪カットもままならない。4か月間の長丁場にめげず、トレーニングを続けるために、滋養強壮成分のマカ、リカバリー系アミノ酸のアルギニンやオルニチンを摂取する。
マカ、アルギニン、オルニチン
ゴールドジム《アルティメットリカバリーMAX》
3か月前から新たに加わるのは、HMB。
HMBとは、必須アミノ酸ロイシンの代謝物。ロイシンは、筋肉を合成するスイッチを入れる物質として知られる。減量期に、体脂肪とともに落ちやすい筋肉の減少を、食い止めるのがおもな狙いだ。
HMB
ハレオ《ラプター》
2か月前に手を伸ばすのは、CLA(共役リノール酸)。体脂肪を分解する酵素を活性化してくれる。
「減量期に摂取カロリーを抑えると、パワー不足でトレーニングの質が落ちてしまい、思ったように鍛えられない。CLAは体脂肪の分解を促し、運動エネルギー源として使いやすくしてくれます。トレーニングの質も量も落ちないので、減量のプラトー(停滞期)が回避できるのです」
CLA
ゴールドジム《CLA(共役リノール酸)》
最後の1か月前を迎えて、満を持して投入するのは、体脂肪の分解、運搬、燃焼の全工程に寄り添うL-カルニチン、CoQ10、カテキン、黒コショウ抽出物、カプサイシンなどをマルチに配合したサプリ。
「全部入りで高機能ですが、初めから使うと、万一プラトーに陥ると、他に打つ手がない。この段階ではトレーニングも食事も大きく変えられないので、最後のゲームチェンジャーとして大事に取っておきます」
L-カルニチン、CoQ10、カテキン
ゴールドジム《アルティメット ファットバーン》
減量ではいつか壁にぶつかる。彼女に学び、壁を乗り越える切り札的サプリを事前に見つけておこう。
私にとってはおはぎもサプリです!
安井さんの好物は、おはぎ。トレーニング前後に毎日1〜2個食べる。
「おはぎはスーパーフードであり、大事なサプリでもある。小豆からタンパク質が摂れるし、エネルギー源の糖質も含まれていて、脂質はゼロ。小豆には抗酸化作用もあります。おにぎりより全然いいし、トレーニングしている人なら、食べても太らないと思います」
おはぎにも通常用と減量用があるとか。
「通常用はテンサイ糖を使ったもの。減量用は砂糖不使用で、発酵アンコで寝かせ玄米を包んだものです。次は何をお取り寄せしようかと考える時間も楽しい」