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“スリップインするだけ™”じゃない!《スケッチャーズ スリップ・インズ》快適学。
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ここで紹介するのは“スクワットのみ”で構成されたメニュー。目指すカラダに合わせて日常に取り入れよう! 今回はストレッチ要素も取り入れた「腰痛の予防・改善」のためのスクワット。5つのレベルから、自分にあった種目を選んで実践しよう。
通常のスクワットはカラダの真下に体重をかけるが、ここで紹介するスプリットスクワットは、やや後ろ足に体重をかけることで骨盤を後傾させるのが大きな特徴。これで腰の深部にある腸腰筋が収縮し、腰痛持ちの腰部のストレスを軽減できる。
もうひとつ腰痛の予防や改善に効くのが、脚をクロスさせたり、カラダを捻りながら行うスクワット。これにより背中や腰に張り巡らされ、大臀筋や広背筋と連結する胸腰筋膜の緊張や癒着を効率的にほぐすことができる。スクワットと筋膜ストレッチの組み合わせ、お試しあれ。
スクワットといえば、下半身をガシガシ鍛える筋トレだと思っている人、結構多いのでは。故に「太くしたくないし」とつい避けてしまう人も少なくないはず。でもそれ、実はかなりもったいないお話。
スクワットで全身の筋肉の約7割が集まる下半身を目いっぱい使えば、代謝が上がり痩せやすくなるし、自体重で負荷をかける限りは、ガチガチに太くなることはまずない。むしろ逆で、正しい負荷をかけることで下半身は引き締まっていく。
また、やり方をアレンジすれば、ランナーは効率良い走りができるようになったり、腰痛予防や腹割り、果ては肩こり解消にまで繫げることができる。
この「目的別スクワット」シリーズでは、目的別に各5種類のスクワットを紹介。スクワット未経験者はレベル1~2から始め、慣れてきたらレベルアップ。週に3回を目標に、継続すれば効果を実感できるはずだ。
取材・文/黒田創 撮影/小川朋央 スタイリスト/高島聖子 ヘア&メイク/村田真弓 監修/神戸貴宏
初出『Tarzan』No.813・2021年6月23日発売