- 痩せる
- 走る
“スリップインするだけ™”じゃない!《スケッチャーズ スリップ・インズ》快適学。
PR
ダイエットに本腰を入れたい時、お酒は足枷になりかねない。体型を維持しつつ、お酒の場も躊躇しない4人のプロたちから、ダイエット中のお酒との付き合い方を探る。
毎日の晩酌をやめられない。カラダに良くないとわかっていても、1杯では収まらない。酒の肴はジャンクなものばかり…。3つの悩みに、カラダのことをよく知るプロたちが答えてくれました。
カラダに良くないのは分かってるし、お腹がたるんでるのは毎晩飲むからだと思う。でも飲まなきゃやってられませんよ。お酒を飲むことで仕事モードがオフになるし、飲み友と会う口実もできる。昨日の飲酒量? ビールにワインに焼酎に…5リットルくらい?
お酒には相当な利尿作用があるので、飲酒時には水も同量程度飲まないと脱水症状を招きかねません。慢性的な水分不足は代謝の低下にも繫がります。
お酒をよく飲まれるお客さんには水が苦手という人が多いのですが、カラダの循環が良くないために汗腺が十分に活発化していなかったり、排泄機能が滞っている証し。鯨飲するとミネラル不足になりやすいので、普段飲む水に天然塩をしょっぱいと感じない程度に入れるのもおすすめ。
三浦香織(みうら・かおり)/〈デポルターレクラブ〉チーフトレーナー。トレーニング指導留学で渡米。分子整合栄養学に基づく食事指導が持ち味。思考回路がロジカル。
30歳までは毎晩飲んでたので、す〜ごく分かる。でもまずは健康のためにもお酒を飲む日も朝と昼はちゃんと食べて。飲み始めると肝臓はアルコール代謝を優先し、飲みすぎると脂肪分解がままならず体脂肪に。
そもそも空腹で飲むと酔いと相まって食欲が増幅される分、食欲オバケが現れかねない。あとは気分で飲まずに「今日は何mLだけ飲む」と決めて淡々と飲む。運動と同様、ルーティンを決めるのもお酒に呑まれないコツ!
安井友梨(やすい・ゆり)/外資系銀行勤務のOL。食事制限の失敗を何度も経験し、30歳から筋トレを開始。ビキニアスリート界の絶対的女王で、“女神様”と崇められる存在。
お酒の適量を守れる人はスゴイですよ。ビールやハイボールをちびちび飲むなんて、家であれ飲食店であれオレには想像できない。1杯を飲み終わる頃にはいい感じに酔いが回って、さらにエンジンがかかる。そこで“おかわり”を我慢するなんて到底ムリ!
家でも飲むならウィスキーのボトルと炭酸水を買ってください。で、どこまでの薄さのハイボールで自分が満足できるのかを検証してみましょう。
僕のお客さんにも「シュワッとするものを飲みたい。でも炭酸水は味気ない」という人は結構います。そこで1杯目は普通に飲み、2杯目以降は限りなく薄い微量のウィスキー入りのハイボールに切り替えてもらう。すると、呑みたい欲をコントロールできるようになる例は少なくないです。
森拓郎(もり・たくろう)/パーソナルトレーニングスタジオ〈rinato〉代表。女優やモデルのクライアントも多く持つ。純然たるイケメン。アメとムチで叱咤激励!
酒を飲むことは止めません。ストレスが溜まるダイエットは続かない。でもウィスキーをよく飲む僕からすれば、たまにビールを飲むと味とコクをめちゃくちゃ感じる。深いんすよ。
昔は今より大量のビールを飲んでいたけど、今の方が何倍も味わえてます。“ビールは喉ごし”? ちゃんと味わってくださいよ。素材選びや醸造に手をかけた作り手が浮かばれませんよ。小グラス1杯でも満足できるというスキルを磨いてください。
岡田隆(おかだ・たかし)/日本体育大学准教授兼ビルダー。「大胸筋が歩いてる!」(by『バズーカ岡田の筋トレラボ』)でおなじみ。筋肉にかける情熱に一点の曇りなし!
アテはいらないという呑み助と違って、僕はつまみが欲しい方。1〜2口つまんで満足するタイプでなく、飲んでつまんでを延々と繰り返してしまう。飲み始めは自制心が働いて枝豆や刺し身を選ぶが、酔いが回ると唐揚げなどパクパク。酒も箸も止まらん!!
枝豆は一粒が小さいし、刺し身は味が淡泊だから物足りない時もある。嚙みごたえ=食べごたえなので、鶏胸肉やステーキは最強。ちなみにスローに飲み食いするのは、〆ラーメン欲対策になる。
多くの人は乾杯後に集中的に食べがちだけど、それじゃあ店を出る頃に腹が減る。僕は序盤に皆と一緒に食物繊維とタンパク質を、皆が話に夢中な中盤以降は食物繊維を摂取。足りなければタンパク質も追加。空気を一切読みません!(笑)
私はお酒の席から帰宅したらクロレラかモリンガのサプリを摂ります。これらには肥満の原因にもなる毒素を吸着して排出する力があるそうです。つまみは絶対悪ではないですが、味の濃いものばかり食べればカラダが酸性に傾くので、野菜や海藻などのアルカリ性食品も摂るべきです。
ただしお酒のつまみとなると、前者が多いのでは。飲酒により不足するビタミンやミネラルを補うためにもクロレラかモリンガの摂取を推します。
取材・文/門上奈央 イラストレーション/堀道広
初出『Tarzan』No.802・2021年1月4日発売