世界で一握りの精鋭、F1ドライバーを特集。私生活も注目を集める彼らの魅力とは。
各地のサーキットを時速300キロ超えの速さで駆け抜けるフォーミュラ1、通称F1。映画『F1®/エフワン』の公開やNetflixドキュメンタリー『Formula 1: 栄光のグランプリ』のヒットにより、国内外でますます人気が高まっています。そんなF1を楽しむ上で知っておきたい、6名のドライバーを一挙にご紹介。
文/大場桃果

世界最高峰のモータースポーツとして、時代を超えて愛されるF1。ドライバーたちの圧倒的なドライビングスキルはもちろん、チームごとに個性の異なるマシン性能、無線で飛び交う戦略など、注目すべきポイントがいくつもある。
今回は、世界24カ所のサーキットで熱い戦いを繰り広げるドライバーたちにフォーカス。現役唯一の日本人ドライバーである角田裕毅やF1史に伝説を刻んだアイルトン・セナをはじめ、総勢6名を紹介する。
デビューまでの道のりや輝かしい記録、私生活が垣間見えるエピソードを知れば、きっとF1観戦がもっと楽しくなるはずだ。
目次
世界で愛される日本人ドライバー、角田裕毅。
現在、F1で唯一の日本人ドライバーとして活躍する角田裕毅。2025年の日本GPからは〈レッドブル・レーシング〉のドライバーに抜擢され、ますます注目の的に。日本人最年少でF1の世界へ飛び込んだ彼の凄さ、国内外のファンを惹きつける魅力とは?
幾多の歴代記録を誇るルイス・ハミルトン。
長年〈メルセデス〉で活躍後、2024年に〈フェラーリ〉への移籍を発表し、F1界に激震を呼んだ実力派。〈ディオール〉のカプセルコレクションでゲストデザイナーを務めるなど、ドライバー随一のファッションセンスも注目を集める彼の、比類なき記録と素顔を紹介。
現役No.1の呼び声高いマックス・フェルスタッペン。
元F1ドライバーの父を持ち、10代の頃から圧倒的な強さを見せつけてきたマックス・フェルスタッペン。F1デビュー後もその勢いは止まることなく、2024年まで4シーズン連続でドライバーズタイトルを決めている。そんな彼の強さの秘訣は何なのか。
F1界に伝説を残した音速の貴公子、アイルトン・セナ。
F1史を代表するドライバーの一人として、今なお世界中のファンに愛される名手。古舘伊知郎が名付けた“音速の貴公子”という異名を聞いたことがある人も多いだろう。1994年に不慮の事故で命を落とすまでモータースポーツに人生を捧げた、彼の経歴を辿る。
努力と情熱でF1王者に輝いたデイモン・ヒル。
F1デビューが31歳と遅かった上に成績も芳しくなかったため、当初はあまり注目を集めていなかったデイモン・ヒル。しかし、本人のたゆまぬ努力によって1996年には見事ドライバーズチャンピオンに輝いた。そんな彼の真面目な性格が垣間見えるエピソードも紹介。
異例の経歴の持ち主、ポール・ニューマン。
1969年公開の映画『レーサー』で主人公のレースカードライバー役を演じたことをきっかけに、モータースポーツの世界に没頭。その後、なんと俳優からF1ドライバーへと転身した。“二足のわらじ”ではなく本気でレーシングに力を注ぎ込んだ、彼が残した功績とは。