デイモン・ヒル(F1)|ターザンのスクラップブック
真似しようとしても決して叶わない、独自のスタイルを持ったアスリートたち。色褪せない永遠のスタイルアイコンを日替わりで紹介します。
文/岡島みのり 写真/アフロ
デイモン・ヒル(1960-)|イギリス
(F1)
レーシングドライバーの父を持ち、自身も同じ道へと進んだデイモン・ヒル。2世では終わらず自身もF1界で躍進を見せ、1996年には〈ウィリアムズ〉にてドライバーズ・タイトルを獲得。しかし結果を残すのは簡単ではなかった。デビュー当時は31歳とすでにベテランの年齢だったうえに成績も芳しくなかったため、まったく注目されなかった。だが本人の勝ちへの執着と弛まない努力によって、1994年の日本GPではシーズン6勝目を挙げ、1996年には日本GPでドライバーズチャンピオンを勝ち取った。1993年に初優勝したとき、緊張のあまり表彰台で観衆に向かってお辞儀をしてしまったというエピソードから、真面目な一面も窺える。