読者たちは、どうカラダを変えた? 変身企画「脱げるカラダ2023」グランプリ
7回目の開催となった「脱げるカラダ」オーディションは、多人数での最終審査が復活。4名がグランプリ、6名が準グランプリを獲得し、さらに下半身の筋肉にフォーカスした特別賞を9名が受賞した。Tarzan Webではグランプリ、準グランプリに輝いた皆の成果をお届け!(雑誌『ターザン』No.861〈2023年7月20日発売号〉より)
取材・文/神津文人 撮影/山城健朗 スタイリスト/高島聖子 ヘア&メイク/天野誠吾、村田真弓
初出『Tarzan』No.861・2023年7月20日発売
目次
熱気に包まれた審査会。グランプリ発表時の大盛り上がりが戻ってきた!
通算7回目を迎えた読者変身企画「脱げるカラダ」オーディション。過去2年は、対面での最終審査の人数を絞るためにオンライン審査を導入していたが、今回は、コロナ禍で休止になった2020年を含め、4年ぶりに30人近いファイナリストを集めた最終審査を実施した。
審査員は澤木一貴さん、河村玲子さんと本誌編集長、副編集長(2人)の計5人。3年連続となるトレーナー審査員2名体制で、カラダの仕上がりはもちろんのこと、きっかけや過程のストーリー、『ターザン』愛などを含めて多角的に審査を行った。
グランプリ4名、準グランプリ6名、特別賞9名の発表時、選ばれて満面の笑みを浮かべる人もいれば、思わず嬉し涙を流す人も。誰かが名前を呼ばれるたびに、大きな歓声と拍手が巻き起こっていたのが印象的だった。
コツコツと脱げるカラダを作り上げ、応募してくださった158人の皆さん、ありがとうございました!
健康的な食生活の実践者が増えている印象です
「3年続けて『脱げるカラダ』の審査員を務めさせていただきましたが、過去2年はオンライン審査だったので、30人近いファイナリストと対面できたのは今回が初めてでした。皆さん、ポジティブかつエネルギッシュで、私もパワーをもらえました。年々、自炊を楽しんでいる方、栄養バランスのとれた食生活を心掛けている方が増えているようで、料理ページの監修をさせていただくことが多い身として、とても嬉しく思いました!」
皆さんの熱意と頑張りがビシビシ伝わってきました
「昨年に続いて審査員を務めさせていただきましたが、今年は多くの応募者の方に直接お会いすることができて、より『ターザン』読者を身近に感じることができました。ファイナリストの方たちは皆さん見事な仕上がりで、グランプリを決めるのはなかなか大変。応募してくださった158名の皆さんは全員、自分なりの「脱げるカラダ」を手に入れたはずです。今後もトレーニングに励みながら、周囲にフィットネスの楽しさ、健康の大切さを伝えてください」
グランプリ|高木良輔さん
BIG3だけで上り詰めたカラダ
筋肉は僕にとって“幸せの元”。筋肉と向き合っているときが最高に幸せなんです…。大学で筋トレに出合って、ベンチプレス、スクワット、デッドリフトのいわゆるBIG3だけをやってこのカラダになりました。ジムには週2回通い、4時間みっちりトレーニングをしています。
筋肉のメリハリが見えて、デカくて、それでいて高重量を扱えるカラダが理想の“脱げるカラダ”です! 今はパワーリフティングの大会にも出るようになりました。数字が明確に出て、勝ち負けがはっきりして納得できるところに魅力を感じます。
細かった頃は自分のカラダを鏡で見るのが好きじゃなかったけど、筋肉がついたことで自信もついて、人生変わったって言えますね!
グランプリ|野中真理子さん
運動未経験から筋トレLOVEに!
学生時代は茶道部だったし、筋トレを始めるまで運動経験はなし。そんな自分でもやればできる! 筋トレはメンタル面や脳にも好影響があったようで、悩まされていたパニック障害が完治したんです。今は週2回、30分のパーソナルトレーニングと時間があるときの散歩がルーティン。
食事はタンパク質を積極的に摂ることと、糖質・脂質を摂りすぎないことを意識していますね。
自体重で行っていたスクワットは、バーベルで35kgを持てるまでに。ダイエット目的で始めた筋トレでしたが、完全に自分自身のためのトレーニングになりました。もし、誰もいない山の中で一人暮らしをすることになったとしても、トレーニングは続けると思いますよ(笑)。
グランプリ|池田健太郎さん
きっかけはぎっくり腰!?
朝から夕方までは会社員としてリモートワーク、夕方から夜遅くまで社会人大学院の授業という生活を始めて1年ほどして、ぎっくり腰に(笑)。もう若くはないんだ…と悲しくなりつつ、医師に腰まわりの筋力低下を指摘されたことで一念発起し、ジムトレをスタートしました。
健康目的で始めた筋トレだけど、途中からボディメイクが楽しくなり、今では週4〜5回、部位ごとに分けてフリーウェイトをメインでトレーニング。アプリに重量とレップ数を必ず記録するようにしています。
自分史上最高の魅せられるカラダを、アラフォーになったこのタイミングでゲットできたことに誇りを感じますね。これからも、腰に気をつけながら筋トレに励みます!
グランプリ|岡村倫子さん
リベンジ参加でグランプリ獲得
実は昨年も“脱げるカラダ”オーディションに応募しましたが、最終審査に辿り着けず。そこから1年かけて納得できるカラダを作ってきました。
筋トレは週3回。自宅での自体重トレーニングとダンベルトレーニングをメインに。加えてランニングを週4回。走ることの楽しさに目覚めてしまい、この冬にフルマラソンに挑戦する予定なんです!
お腹がぽっこりしていたときには着られなかった服を、自信を持って着られるようになったし、変化するカラダを鏡で見るのが嬉しくて、苦手だった写真を撮られることも嫌じゃなくなりました。体力がついたことで息切れもしなくなりましたし、トレーニングは本当にいいことばかりです!
準グランプリ|山川奈⺒さん
学生時代にやっていた柔道も再開
ふとした時に撮られた写真で自分の後ろ姿を見て“誰だこれは!?”と思ったのがトレーニングを始めたきっかけ(笑)。
職場にあるフリーウェイト場で週2回、30分の筋トレを1年間続けていたらカラダが変わってきて、嬉しくなって今回のオーディションに応募しました。
昼に食べるお弁当は毎日同じメニューで。鶏肉と野菜、紫芋をたっぷり食べているのですが、同僚からはエサと言われてしまいました(笑)。
準グランプリ|ワグナー・クリストファーさん
息子に憧れられるボディに
4年前に健康診断でメタボを指摘されて、これはヤバイな…と。何より、息子にカッコいいパパの姿を見せたかったんです!
毎晩のように飲んでいたビールもやめて、食事でカラダが変わることを実感しました。最近ではプレートの半分が肉などのタンパク質、野菜と炭水化物が25%ずつという割合になるよう常に心掛けています。
将来的にはダニエル・クレイグみたいな、機能性も合わさったボディを手に入れたいです。
準グランプリ|田口求弓さん
自炊の素晴らしさを体現
2021年の“脱げるカラダ”オーディションで、ジム仲間がグランプリを受賞。私も去年挑戦しましたが、惨敗で…。この1年間は「大好きな自炊料理と楽しい筋トレでカラダのクリエイトを追求する」をテーマに取り組みました。
トレ仲間たちとスパルタンレースに挑戦したり、食事会や料理教室を開催したり。今回の準グランプリ獲得は、40代最後の素敵な記念でもあり、挑戦に満ちた50代への第一歩になりました!
準グランプリ|西野 玲さん
早朝の自体重トレがカラダ作りの基礎
毎朝4時半に起床して、ストレッチ、バイクマシン、筋トレ、HIITをしてから職場へGO! 日中に筋トレをして、帰宅後にゆとりがあるときは有酸素運動を行います。自宅での夕食後は、バイクマシンを漕いで血糖値の急上昇を抑えていますね。
学校で子供たちに体育を教えている自分にとって、トレーニングは仕事の一環。的確なアドバイス、サポートができるようになるためにも、継続していきます!
準グランプリ|古村香織さん
食事量を増やして筋肉量をアップ!
4年ほど前に過敏性腸症候群を発症し、アンダーカロリーの生活を続けた結果、激痩せしてしまい、危機感を感じて本格的にトレーニングを開始。
週5でジムに通い筋トレをしているのですが、日中はダンスのレッスンをしているので、消費カロリーがかなり多く。タンパク質だけでなく、炭水化物もしっかりと摂取するように心掛けています。
おばあちゃんになっても踊り続けられるよう筋トレを続けたいです!
準グランプリ|國本充洋さん
多忙に打ち勝ち継続力で作ったボディ
自宅トレと公園トレがメインで、自宅ではプッシュアップバー、腹筋ローラー、ダンベルを使い、公園では鉄棒を使ってトレーニングしています。時間の確保が難しく、一回のトレーニングは30分程度です。
手術などで昼食の時間が取れなくても欠食しないように、常に補食を準備して、隙間時間で栄養補給するようにしています。今回の受賞は、そんな日々の生活が認められたような気がして嬉しかったですね!