大股走り vs チョコチョコ走り|歩幅の広さは?
答え|B チョコチョコ走り
歩幅が広いということは滞空時間が長いということ。つまりそれだけ着地の衝撃も大きくなり、脚の筋肉に負担がかかる。
高くジャンプしようとするとき、人は無意識に膝を曲げていったんカラダを沈み込ませる。このとき、お尻や太腿の筋肉が伸ばされ、その後のジャンプで一気に収縮させることで大きなパワーを出せるからだ。このパワーを生み出すシステムをストレッチショートニングサイクル(伸張反射)という。
歩幅の大きな走り方では同様の伸張反射が働いている。ところがある程度走ると筋肉や腱が疲労して、歩幅の狭いチョコチョコ走りの人に抜かれることもしばしば。長時間ジョグでは伸張反射を使わないチョコチョコ走りの方が効率よし。
着地は爪先 vs 踵|着地の方法は?
答え|B 踵
アフリカ出身のランナーが得意とするフォアフット走行。平たく言えば爪先で着地する走り方。接地時間が短い分、走る速度はそれだけ上がる。速く走れば同じ時間で長い距離をクリアできるのでより痩せやすいかも?
理屈はそうだが、現実的にフォアフット走行を実践できる人は非常に稀。爪先着地は一般的に踵着地に比べて足関節やアキレス腱にかかる負担が大きい。踵着地ランナーの足首にかかる負荷は体重の約5倍、爪先着地はおよそ6倍。この負荷に耐え続けられる人はそうそういないのだ。
というわけで、ケガのリスクを避けるためにも着地は踵で行うべし。スピードを追求するよりマイペースで走って痩せよう。
歩いて息を整える vs 息が上がっても頑張る|呼吸は?
答え|A 歩いて息を整える
今日の目標の走行距離まであと少し。激しく息切れしているけれど最後まで頑張ってゴールで崩れ落ちる派と、苦しいから無理せず歩いて息を整える派。果たしてどちらが痩せるのか?
答えはどちらも痩せる。ただし、前者の頑張る派はカラダへの負担が大きい。
走っているときは脚の筋肉や心臓に血液が集中する。これは通常ではありえないアンバランスな状態。走った後は速やかに下半身の血液を全身に再配分する必要がある。そのためには軽い運動、歩いて筋肉を収縮させることで下肢静脈の血液を心臓に戻すことが有効だ。
ゴールで崩れ落ちると血液の再配分がなされないので脳貧血を起こす可能性もある。苦しかったら即、ウォークに切り替えるのが正解。
同性 vs 異性|影響を受けるなら?
答え|A 同性
友人同士のラインやツイッター、インスタグラムなどのSNSで誰が走っているかに影響されるかという調査をしたところ、興味深い結果が出た。
まずはこれまで走っていなかった人が走り始めたと聞いたとき、走っている人は影響され、自分ももっと走らなきゃという気になる。逆に走っている人の情報を聞いても、走っていない人はほとんど影響を受けないという。
また男性は男性の友人が走り始めたと聞いたときに影響を受けるが、女性の友人が走り始めたと聞いたときは男性同士ほどの影響は受けない。
そして女性は女性同士なら影響されるが、男性の友人の情報には全く影響されない。同性同士のライバル心をバネにしよう。