目次
Q1. 股関節や膝が痛くなったときの対処法は?
A. 一度、専門家の意見を仰いでみる
いざ走ってみると股関節や膝に痛みがある、ふくらはぎがつる、踵が痛いなどなどカラダの痛みを訴える人が実に多い。
原因を遡っていくと骨盤まわりの筋肉が動いていないことがほとんど。お尻やハム、太腿の付け根といった筋肉は普段の生活ではあまり使われない。でも走るためにはこれらの筋肉の可動性は必須。
代わりに膝や足首まわりなど他の筋肉が頑張ってしまうため、さまざまな痛みが生じると考えられる。一般人向けのランニングコーチの指導を受け、筋肉の動かし方やフォームを見直すのが近道。
Q2. 週末しか走る時間が取れないんだけど?
A. 平日アクティブに動けば問題なし
平日にコンスタントにジョギングする時間を確保することが難しい。だから土日に集中的に走るしかない。多忙な人はもちろんそれでも構わない。ただし、条件つきでだ。
週末だけに偏って運動を続けてもカラダはいい方向に変化しない。コンスタントに筋肉を収縮させて血液を循環させてこそパフォーマンスはアップする。
同時に基礎代謝が上がり、痩せやすくもなる。走るためのまとまった時間は週末に確保するとして、平日は隙間時間を見つけて歩いたり階段を上るといった意識づけを忘れずに。
Q3. 痩せるモチベーションが保てなくなったら?
A. 走ることで得られるご褒美を探すべし
ジョギングを始めるにあたっての最大の動機は痩せることにあった。走り始めてしばらくしたら確かに健康診断の数値が改善し、体重も2kgくらい落ちた。それはそれで達成感はあったが、この程度でもう十分なのでは? と思う今日この頃。
ここで自然消滅的に走ることをやめてしまってはもったいない。痩せること以外にモチベーションを見つけることも長続きさせるコツ。
ジョギング後の銭湯が楽しみ、お気に入りのパン屋まで走っておいしい朝ごはんを買うなど、自分なりのご褒美を設定しよう。
Q4. 走る仲間がいた方がいい?
A. 精神衛生上はいた方がベター
高齢者を対象にした研究では、同じ運動、同じ頻度を一人で行っている人とグループで行っている人を比較した結果、後者の方が要介護になるリスクが低いことが報告されている。
若い人も同様に、ランニングクラブなどのコミュニティに参加して走る方が情報交換ができるし精神衛生上もいい影響が得られると考えられる。
とはいえ、ソロで走る方が気持ちが楽ちんという人もいる。その場合は必ずしも仲間作りはマストではない。逆に人付き合いがストレスになり長続きしないケースもあるのでマイペースで走ろう。
Q5. 朝起き抜けのやる気を引き出す方法は?
A. まずはカラダを覚醒モードに
昨日の夜は走る気満々だったのに、朝起きたら気持ちが萎えてベッドからなかなか出られない。これは、起床直後にはまだ交感神経が覚醒しきっておらず、カラダを休ませたいというモードになっているから。
対策としては、就寝前に走るためのウェア一式を枕元に用意しておく。また、朝起きたらすぐに窓を開けて日差しを浴び、もう朝だから動こうというカラダのスイッチを入れる。
ジョギングから帰ってきたらお気に入りのボディソープを使ったり、朝食にフルーツなどご褒美フードを用意しておくのもよし。
Q6. 車通勤の運動不足はジョギングで解消できる?
A. 朝夕20〜30分は立って歩く習慣を
通勤や買い物、どこに行くにも車で移動。下手をすると1日の歩数が1000歩を切っている。30歳を過ぎてからはお腹のハミ肉が気になってジョギングを始めたけれど、それだけで痩せるもの?
残念ながら痩せる可能性は低い。電車通勤の都市生活者は朝夕2回、およそ30分程度は立って移動している。この習慣にジョギングをプラスすることで初めて痩せ効果が期待できるからだ。
車通勤派はこれに倣い、建物の入り口から一番遠いエリアに駐車するなどして、朝夕20〜30分、立って歩く時間を稼いでほしい。