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カラダの不調を整え、アクティブに過ごすためには「股関節がしっかり動くか」が重要になる。股関節の可動域を改善するには、「①ほぐす ②ひらく ③まわす」というメソッドを日課としたい。こちらの記事では最初のステップ「ほぐす」ためのエクササイズを紹介。
股関節は太腿の骨である大腿骨と骨盤をつなぐ位置にあり、骨盤のくぼみに大腿骨上端の球状の部分がはまり込んだ構造が特徴。だからこそ脚を前後左右と直線的な動きだけでなく、上げ下げしたり回すなどの立体的な動作がスムーズに行えるのだ。
だが股関節が硬いままでは、それらの動きをする時に詰まりが生じる。
「股関節が硬いというのは、股関節の可動域が狭くなっている状態を指します。この時、股関節のモビリティ(可動性)の妨げとなるのが、股関節の周辺にある筋肉や筋膜、腱、靱帯などの軟部組織です。現代はデスクワークなどでカラダの前面を重点的に使って作業する時間が長く、その影響を受けて軟部組織の中でもカラダの背面や外側の筋肉が固まっている人が目立ちます」(澤木一貴トレーナー)
股関節を根本から整えるうえで、まず取り組むべきは“ほぐす”こと。
「股関節まわりの軟部組織の血流などが滞っている状態で可動域を広げたりモビリティを高めるための手を打ってもあまり意味がない。準備運動として入念にほぐすことで、エクササイズの効果が底上げされます」
こちらの記事(8つの動きでチェックしよう! あなたの“股関節力”)で自分の股関節の弱点をチェックできるので、対応する「関係する股関節の動き」の種目を特に積極的に行おう。
関係する股関節の動き:屈曲・伸展・外転・内転・外旋・内旋
関係する股関節の動き:外転
関係する股関節の動き:外旋・内旋
関係する股関節の動き:伸展
関係する股関節の動き:伸展・内旋
関係する股関節の動き:屈曲・外転・内転
取材・文/門上奈央 撮影/小川朋央 スタイリスト/高島聖子 ヘア&メイク/村田真弓 エクササイズ指導・監修/澤木一貴(SAWAKI GYM)
初出『Tarzan』No.814・2021年7月8日発売