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もう挫折しない! カラダを絞るための「食事と運動」の基本戦略
絞るにはまず、自分の現状把握後に確実な実践!
カラダを絞るために一気に頑張って挫折。これよくある間違いで、最初から厳しくすべきでないと言うのは白戸拓也トレーナー。
「脂肪を減らして痩せるには有酸素運動に打ち込むに尽きると思いがちです。でもそれは体力的にも精神的にも負担が大きすぎるので、おすすめできません。むしろ負荷が低いものから一つずつ始めていくほうが、必要な筋力を維持しつつ着実にカラダを変えていけるので、結果的にプラスに働きます」
それだと時間がかかるのでは? との不安は無用だと神戸貴宏トレーナーも話す。
「きちんと段階を踏めば2週間単位でカラダは変わるし、反応も良くなるはず。1〜2週間のスパンでカラダの状態を見て、停滞を感じたら次の一手を打つ。常に新しい刺激を入れ続ければ体型にもメンタルにもいい影響が表れます」
そこで、運動と食事それぞれで主要な“カード”を揃えた。これらを一枚ずつ繰り出して取り組む。この反復でカラダを絞ろう!

エクササイズカード
食事見直しカード
カードを切る前に知っておくべき数字。
カードを切るには食事改善と運動を進める指標となる現状のカラダの数値を把握しておくと効率的。
体重&体脂肪を測ってシートを埋めよう!


カロリーになるもの/タンパク質、脂質、炭水化物は1g当たり4kcal、9kcal、4kcal。上の数式で算出した目安量にこのカロリーをかけると、それぞれの栄養素の摂取カロリーの上限値を確認できる。
各数値を算出する際の基本となる除脂肪体重、食事の基準値、減量の理想的ペースを計算。PFCバランスはタンパク質と脂質の目安量を出し、そのカロリーを総摂取カロリーから引いた分を糖質に充てる。
上のシートを埋めて“目安数値”がわかったら、6枚のカードを駆使して、焦らずじっくりとカラダを絞っていこう。
取材・文/門上奈央 イラストレーション/藤田翔 取材協力/白戸拓也(フージャース ウェルネス&スポーツ)、神戸貴宏(Studio Ask代表)
初出『Tarzan』No.813・2021年6月23日発売