カラダを絞り、かつメリハリのある筋肉を手にするには、食生活を見直しつつ脂肪燃焼と筋力強化に徹するしかない。そこでエクササイズとしておすすめしたいのが格闘技トレーニング。
「格闘技の動作をベースにしたエクササイズで、HIIT(高強度インターバルトレーニング)のように1回4分で完結します」と語るのは、大手スポーツクラブで格闘技トレのスタジオプログラムを数多手がけた実績を誇る白戸拓也トレーナーだ。
なぜ「格闘技トレ」が効果的か。
「キレのあるボディになるには全身を多角的に鍛えられるのが効率的です。パンチやキックなどは前後・上下方向の動きに加えてカラダをツイストさせる動作も多いため、絞るのに最適です」
複数の技を連続して行うので機能性を高めるファンクショナルトレーニングとしても有効。たった4分といえど高い運動効果が望めるため、週2日行えば十分。
「あとは週に3日は自体重トレをすれば完璧。やるべき種目は3つだけでOKです。胸と肩を狙うプッシュアップ、下半身全体を強化できるブルガリアンスクワット、腹や背中を追い込めるロールアウト。これらにより大筋群を含む全身の筋肉に満遍なく刺激を入れられます。各種目15〜20回を3セット行いましょう」
格闘技トレで贅肉を燃やしつつ筋肉のシェイプに磨きをかける。同時に、基礎トレで土台となる筋力を維持&強化することで代謝を上げる。この二手でカラダを研ぎ澄ませよう。
1週間のメニュー例。
紹介する格闘技トレに全力で取り組めば筋肉痛は必至。3〜4日に1回行うのがリカバリーの観点からも理想的。それ以外の日は隙間時間を見つけて基礎トレに取り組もう。いずれも20分ほどで終わるので心持ちもラク(?)なはずだ。
3つの「基礎トレ」でカラダを刺激!
4分間の「格闘技トレ」で燃焼!
1ラウンド45秒、インターバル15秒。計4ラウンドで完結する格闘技トレーニングのプログラムでマスターすべきは、4つの動作。「格闘技で定番の動きですが、エクササイズ効果を狙うとなれば意識すべき点は変わります。格闘技経験者もそれぞれのポイントを改めて確認してから実践を!」
まずは「4つの動作」を覚えよう!
動作を覚えたら、動画で実践!
「段階、またラウンドを重ねるごとに心拍数が上がり続けて、最終ラウンドでピークに達するよう構成しました。この意図がカラダの成果に繫がるかは自分次第!」
常に立位でやるためコンパクトな空間でもできる。ジャンプもほぼなく、物音が立ちにくいのも魅力だ。とことん追い込むべし!!