重りを運び、速く走り抜ける。超過酷な「スパルタンレース」を完走するためのカラダとはすなわち、細マッチョな“究極の動けるカラダ”。
必ずしもレース出場を目標にせずとも糧となる、“スパルタンボディ”を手に入れるためのトレーニングをスパルタンレース公式トレーナー・中野ひろゆきさんに教えていただく全5本の記事を大公開!
- まずは下半身を鍛える(2/25公開)
- 厚みのある強い上半身を作る(2/25公開)
- 心拍コントロールで、ゼイハアしないカラダへ(2/26公開)
- 手脚を連動させて、パフォーマンスアップ(本記事)
- 関節の可動域を広げて、動きの自由度アップ(2/27公開)
「スパルタンレースは、全身をバランスよく鍛えるのが基本」と言う中野さん。
「レース出場・完走を目指すならすべての種目を行ってほしいところですが、時間が取れない日もあるはず。そんな日は、上半身、下半身、心拍コントロール、連動性、関節可動域のカテゴリーから1~2つずつピックアップしてメニューを組みましょう」
動けるカラダには手脚の連動が不可欠。
スパルタンレースでは、ウェイトリフティングのような直線的な動きが少なく、しゃがむ、跳ねる、持ち上げる、飛びつく、よじ登るといった複雑な動きが求められる。
「これらの動作は一部の筋肉を使うだけではできず、全身の筋肉を連動させなければなりません。不安定な姿勢でバランスを取りつつ四肢をスムーズに動かすような、連動性を高めるトレーニングを行いましょう」(中野さん)
連動性を高めるメリットは? 「下半身と上半身が効率よく連動することで爆発的なスピードを生み出すチーターは、隆々としたカラダの曲線美が美しいですよね。人間も同じように、連動性を高めることで動きのパフォーマンスが上がり、無駄な脂肪が削ぎ落とされます」
カラダの連動性を高めて、縦横無尽な動きを生み出すトレーニング。
それぞれ鍛えた上半身と下半身を連動させて、 さらなるパフォーマンスアップを目指そう。