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アニマルムーブの動物の動きで全身を鍛える!【わちトレ vol.5】

グラビアタレント・わちみなみさん、通称わちちが『ターザン』本誌で1年にわたって筋トレに挑戦! トレーナー・菅原順二さんの指導のもと、腹、背中、尻にフォーカスしたトレーニングを行いました。連載終了を記念して、〈Tarzan Web〉で企画を振り返ります。第5回のテーマは「アニマルムーブメント」。

動物の動きで全身を鍛える!

AbemaTVの受験ドキュメンタリー番組『ドラゴン堀江』で東大受験に挑戦中のわちみなみさん(2019年2月当時)。2月25日に初の写真集を発売するなど仕事と勉強で大忙しの彼女のカラダと脳に刺激を与えるべく菅原順二トレーナーが今回提案したのは、アニマルムーブメント。動物に近い動きで鍛えるメソッドだ。

前回のグランドムーブと同じく、動物の動きはお腹、背中、尻はもちろん、細かい筋肉までくまなく使えるのが一番のポイント。筋肉のみならず神経も活性化されますし、カラダの引き締めにもってこいなんです」

動物は熊、カエル、蜘蛛、ワニ、海驢(アシカ)の5種類。いずれも普段はほとんどやらない動きだが、柔軟性の高いわちちはすんなりこなす。さすがだ。

グラビアタレント・わちみなみさん
1995年生まれ。あだ名は「わちち」。2017年に『週刊ヤングマガジン』の表紙でグラビアデビュー。写真集『わちゅらる』(講談社)が発売中。テレ玉『REDS TV GGR』出演中。ツイッターは@wachi_minami、インスタは@wacchime

「やってみて一番ハードだったのがワニの動き。普通の腕立て伏せでもキツいのに、片脚を横に出すことで何倍もの負荷に感じられました。これを続けたら全身バッキバキになりそう!」

そう、それが狙いですと菅原さん。

「わちさんもそうですが、女性は柔軟性がある半面、上半身の筋力が弱い人が多いんです。低い姿勢のまま4本足で生活する動物の動きはそれだけで上半身のトレーニングになる。鍛えにくい背中の筋肉も刺激できますし、ストレッチの要素が入ってきたり、股関節の可動域を広げる動きもあるので一石二鳥なんです」

腕や脚まわりなど、周辺部位にもしっかり効くアニマルムーブメント。これで野生の勘が取り戻せるかも!?

アニマルムーブトレのプログラム。

今回のトレーニング全5種目はこちら。
  1. 熊のようにノッシノッシ。尻を高くキープすること(5歩進み5歩戻る×3セット)
  2. フルスクワット姿勢から蛙のようにジャンプ!(3回×5セット)
  3. まるでスパイダーの如し。背筋の力で動きまくろう(3歩進み3歩戻る×5セット)
  4. まさに鰐式プッシュアップ。これ、かなりの高強度です(10歩×1セット)
  5. 気分はアシカショー!? 前後の筋肉を同時に鍛える(10歩×3セット)

1. 熊のようにノッシノッシ。尻を高くキープすること(5歩進み5歩戻る×3セット)

1/20
床に両手足をつき、熊をイメージして前に5歩進み、そのまま後ろへ戻る。
床に両手足をつき、熊をイメージして前に5歩進み、そのまま後ろへ戻る。

尻を高く保つことでお腹に負荷をかけられる。また全身の細かい筋肉を動かしたり、カラダの後ろ側をしっかり伸ばせるのもポイント。3セット。
尻を高く保つことでお腹に負荷をかけられる。また全身の細かい筋肉を動かしたり、カラダの後ろ側をしっかり伸ばせるのもポイント。3セット。

2. フルスクワット姿勢から蛙のようにジャンプ!(3回×5セット)

1/20
膝を大きく開いて腰を落とし、両手を正面に向ける。爪先はやや外側に向ける。
膝を大きく開いて腰を落とし、両手を正面に向ける。爪先はやや外側に向ける。

手を床について尻を高く上げ、カエル跳びの要領でカラダを浮かせて前へ3回跳ぶ。
手を床について尻を高く上げ、カエル跳びの要領でカラダを浮かせて前へ3回跳ぶ。

股関節を使って股を大きく開くよう意識。5セット。
股関節を使って股を大きく開くよう意識。5セット。

3. まるでスパイダーの如し。背筋の力で動きまくろう(3歩進み3歩戻る×5セット)

1/20
床で仰向けになり、手を肩の下について全身を持ち上げる。
床で仰向けになり、手を肩の下について全身を持ち上げる。

次に上を向いたまま手足を使って3歩進み、3歩戻る。上向き姿勢を支えるべく背筋が使われるのだ。踵着地を意識すると尻とハムストリングスに効く。5セット。
次に上を向いたまま手足を使って3歩進み、3歩戻る。上向き姿勢を支えるべく背筋が使われるのだ。踵着地を意識すると尻とハムストリングスに効く。5セット。

4. まさに鰐式プッシュアップ。これ、かなりの高強度です(10歩×1セット)

1/20
腕立て伏せの姿勢を作って右手を少し前に出し、左脚を開いてカラダの左横に持っていく。そのまま肘を曲げてカラダを捻りながらゆっくり沈ませ、持ち上げる。
腕立て伏せの姿勢を作って右手を少し前に出し、左脚を開いてカラダの左横に持っていく。そのまま肘を曲げてカラダを捻りながらゆっくり沈ませ、持ち上げる。

手で1歩進んで脚を入れ替え、同じ動きを行う。計10歩。
手で1歩進んで脚を入れ替え、同じ動きを行う。計10歩。

5. 気分はアシカショー!? 前後の筋肉を同時に鍛える(10歩×3セット)

1/20
うつ伏せ姿勢から両手を床について真横に開き、カラダを持ち上げてお腹を反らす。
うつ伏せ姿勢から両手を床について真横に開き、カラダを持ち上げてお腹を反らす。

肘は伸ばす。その姿勢のまま手の力だけで前に進む。
肘は伸ばす。その姿勢のまま手の力だけで前に進む。

腕まわりはもちろん、姿勢を保つべく背中と腹の筋肉にも効く。10歩×3セット。
腕まわりはもちろん、姿勢を保つべく背中と腹の筋肉にも効く。10歩×3セット。

取材・文/黒田創 撮影/山城健朗 スタイリスト/高島聖子 ヘア&メイク/天野誠吾 監修/菅原順二(アランチャ代表)

(初出『Tarzan』No.758・2019年2月7日発売)

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