ヨガと気づき|vol.48

メルボルン出身・東京在住の人気イラストレーター、エイドリアン・ホーガンさんは、数年前にヨガを始めて以来、ライフスタイルが少しずつ変わってきたそう。ヨガが与えてくれるささやかな日々の気づきを、毎週コミックエッセイ形式で紹介します。

イラスト・文/エイドリアン・ホーガン

ヨガの最中は、合図の音が鳴るまで、想像の世界に浸ってしまうことがあります。ちょっと恥ずかしいのですが、ヨガを始めてもうすぐ3年になるのに、先生が合図に使う鈴がなんという名前なのかまだ知りません。けれど、あの音が鳴ると「何かを始める時」や「何かを手放す時」、「今に戻る時」だと自然に感じるのです。

先生のコメント

ヨガで使っている鐘は「ティンシャ」と言います。チベット仏教の法具でもあるので、別名「チベタンベル」とも言われています。

心地よい清らかな音色が空間や心を浄化し、不安とストレスを和らげる効果があります。中には集中力が増す人もいるとか。

海外のヨガ愛好家のミュージシャンやアーティストの方が、この音をパフォーマンスで取り入れることもあり、とても良い音で空間を癒やしてくれます。