【中〜上級者向け】体幹フル活用!バランスボールで腹筋を鍛えよう。
腹筋を効率的に鍛えるならバランスボール。グラグラとした不安定さが、腹筋に一段上の刺激を与えてくれる。3つの動きで体幹をフル活用し、永遠に引き締まった腹を手に入れよう。
取材・文/井上健二 撮影/園山友基 スタイリスト/高島聖子 ヘア&メイク/坂西 透 トレーニング監修/清水 忍(IPF代表)
初出『Tarzan』No.901・2025年4月17日発売

教えてくれた人
清水忍(しみず・しのぶ)/1967年、群馬県生まれ。インストラクションズ代表トレーニングジム〈IPF〉ヘッドトレーナー、全米スポーツ医学会認定運動生理学士(ACSM/E-PC)、NESTA JAPANエリアマネージャー。西武ライオンズや広島カープをはじめとするプロ野球選手のパーソナルトレーナーの他、健保組合の糖尿病対策セミナーの指導者、スポーツ・医療系専門学校の非常勤講師としても活動。
坐るとグラグラ。不安定な挙動は腹筋で安定させる。

ボールは坐ったとき膝が90度に曲がるサイズがベスト。空気をパンパンに入れるほど難しくなる。最初は少し空気を抜いてやろう。
お腹を鍛えるのに、あると便利なのがバランスボール。
ボールは床と点で接しているので、接地面積が少なく挙動が不安定。ボールを手足で押さえてしっかり安定させながら動かしてやると、お腹の筋肉が総動員される。この3種目だけでも腹筋は満遍なくトレーニングできるのだ。
正しく行うにはある程度の筋力が求められるので、初心者は手を出さない方が無難。トライするなら、ある程度鍛えたあたりからをお勧めしたい。
2ヶ月間の集中メニュー(関連記事:短期集中! 2ヶ月でお腹を凹ます腹筋メニュー。)を実践中の人は、第3クールを終えたあたりから始めるのがおすすめ。余力がある日に1〜2種目試してみよう。
レッグオンツイスト(10往復×1〜2セット)。
- ボールに膝下を乗せてうつ伏せになる。
- 両手を肩幅より広げ、両肘を伸ばす。
- 頭から踵まで一直線に保つ。その姿勢を保ったままで、両脚でボールを左右に転がす。姿勢が崩れない範囲で行う。
ハンドオンウォーク(左右交互に10歩×1〜2セット)。
- ボールに肩幅で両手をついてうつ伏せになり、両脚を肩幅より広めに開いて腕立て伏せの姿勢を取る。
- スタート姿勢を崩さないように、45度ほどの角度で左右交互にボールを押しながら前へ歩く。
エルボーロール(10往復×1〜2セット)。
- ボールに両肘と前腕をついてうつ伏せになり、両手を組む。
- 両脚を肩幅より広めに開く。
- 肘を体幹に近づけてボールを手前に転がす。肘をできるだけ体幹から遠ざけてボールを前方へ転がす。