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疲れが溜まった“凝ったカラダ”をほぐすのに習慣にしたいのがセルフマッサージ。でも、そのマッサージの前に気にしたいのが「手」のコンディショニング。トラブルを事前に防ぐためにできる、自宅でのネイルケアの基本をネイリスト・小原千明さんに聞きました。
小原千明さん
おばら・ちあき/ネイリスト歴15年。トータルビューティサロン〈uka 東京ミッドタウン 六本木〉でネイルマネージャーを務める。確かな技術で、男女から指名が絶えない。
目次
自らの“手”は、最も手軽で最も制御しやすいマッサージの道具。そう考えると、当然メンテナンスは必須。指に力を入れた時、爪が肉に食い込んだり、爪が割れるといったトラブルを招かないためにも週1回以上のネイルケアは欠かさないこと。
指先にかかる圧力を受け止める適度な爪の長さから、爪の健康を保つために手の末端まで血流を促すハンドマッサージまで、ネイルケアのプロである小原千明さんに今日からやるべきケアを教えてもらった。「あると便利!」なケア用品も必見!
左から、刃の丸い爪切り、爪表面を磨くブロックバッファー、爪先を削るネイルファイル、ネイルオイル、スカルプブラシ《ケンザン》。
できるだけ爪先に角ができないように、端から端まで5〜6分割して少しずつカット。長さの目安は、爪の先の白い部分を0.5〜1mmほど残す。深爪には注意。
ネイルファイル(爪専用やすり)を使い、爪の先の角を取り滑らかにする。その際、ネイルファイルは固定し、指を左右に動かすと削りやすい。だいたい2往復。
バッファー(爪専用やすり)の目の粗い面を爪に当てて軽く削り、表面の角を取る。次は目の細かい面で同じ動作を。爪の表層が削れ、④のオイルが浸透しやすくなる。
各指先にネイルオイルを2、3滴垂らし、爪と指、指の間、手のひらの表裏まで全体に馴染ませて滑りを良くするとともに爪を保湿し、表面を割れにくくする。
親指と人差し指で指の付け根をつまみ、圧をかけながら指先までグルグル回していく。3回繰り返し、手の末端まで血を巡らせる。※各指⑤〜⑦は一連の流れで。
親指と人差し指で爪母(爪の根元)をつまみ、5秒押す。次は、同じ2本の指で爪母を両側から挟むようにつまみ、5秒押す。各1回ずつ。
親指の付け根で指を挟み、ゆっくりと指先に向かい滑らせる。その際、指を反らせながら指先が赤くなるくらいしっかりと圧をかける。
〈uka〉のスカルプブラシ《ケンザン》を両手で挟み押し合うことで手のひら全体を揉みほぐす。《ケンザン》がない場合は、親指の第1関節を山にしてグイグイ押す。
取材・文/宮田恵一郎 イラストレーション/森優
初出『Tarzan』No.867・2023年10月19日発売