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「腹筋はキッチンで作られる」という名言が意味するように、腹筋を覆う体脂肪の壁を薄くして腹を割るには、食事が手っ取り早い。そこで、腹割りを成功するためのメニューや食材、調理法などに着眼した超具体的実践メソッドを紹介。食事の組み立ては主食、主菜、副菜の三位一体が基本。今回紹介するのは、主食、主菜、副菜をカバーする腹割り専用のコンビニ献立。料理が苦手でも腹割りはできる!
北嶋佳奈さん
きたじま・かな/管理栄養士。〈Sunny and〉代表取締役。楽しみながら健康維持を目指せる食のアイデアを提案し、手がけたレシピ本は25冊以上。2020年からボディメイクを開始し、ベストボディ・ジャパン2021で3位入賞。
我が家の第2の冷蔵庫でありパントリーでもあるコンビニ。いや、電子レンジやコーヒーメーカーがあることを考えれば、もはや第2のキッチンと言ってもいい。ならば、コンビニで一日3度の食事を調達する手だって大ありだ。
コンビニ食の最大のメリットは、一切調理をすることなく、主食・主菜・副菜すべてをカバーできること。これならどれだけ料理が苦手な人だって腹割り食にありつける。
ただし約束事がひとつ。1パックに収まった弁当には手を出さないこと。ほとんどの弁当はごはんの量が多めで主菜は油で調理されていて、副菜の量が少ないからだ。単品を上手に組み合わせて腹割り専用の主食・主菜・副菜セットを完成させよう。
主食はおにぎり1個でごはんの量は約100g。茹で卵だけではタンパク質量が頼りないので、高タンパク質ヨーグルトをプラス。無脂肪でもちろんプレーンタイプをチョイスのこと。副菜の野菜スティックはマヨソースのつけすぎに注意!
主食のそばからはタンパク質や食物繊維も補給できる。ほぐしたタイプのサラダチキンをグリーンサラダにトッピングすれば、これで立派な主菜+副菜のセットに。サラダのドレッシングはできるだけノンオイルタイプを選択しよう。
ごはんはパックごはんを活用し、3分の1減らした130gに調整。主菜は焼き鮭と豚汁の主役の豚肉で、副菜は豚汁の脇を固めるタマネギ、大根、ニンジン、その他の野菜たち。夕食に汁物を取り入れると満足感が得られる。
取材・文/石飛カノ 撮影/大嶋千尋 スタイリスト/矢口紀子 料理製作・栄養監修/北嶋佳奈
初出『Tarzan』No.855・2023年4月20日発売