デスクワークに疲れた男のカラダを力強く見せる「姿勢矯正ヨガ」

鍛え上げたカラダを手に入れても、猫背でガニ股ではスマートに見えない。美しい姿勢はトレーニング中のいらぬケガを防ぐことに繫がるし、トレーニング効果自体も高めることができる。ヨガインストラクター・京乃ともみさんに教えてもらう5つのポーズで姿勢の悩みを解決して、もっといいカラダになってしまおう!

取材・文/神津文人 撮影/大嶋千尋 ヘア&メイク/村田真弓

(初出『Tarzan』No.767・2019年6月27日発売)

固まりやすい肩・背中をヨガでほぐす。

「現代のビジネスパーソンはパソコン作業が多いからか、猫背の男性がかなりの割合でいます。

背中が曲がり、肩や頭が前に出ていると、カラダを鍛えていても、弱々しく見えてしまうものです。また、猫背で骨盤が後傾している傾向が強いからか、O脚に悩む男性もいます。固まりやすい肩や背中の筋肉を中心に、ヨガのポーズでほぐしましょう。

姿勢が整うと、カッコよさが増すだけでなく、腰痛や肩こりも改善しますし、スポーツのパフォーマンスだってアップします!

大胸筋のトレーニングをしている、またはデスクワークが長いという人は、日頃からこまめに肩甲骨を引き寄せて胸を張るようにしましょう」(ヨガインストラクター・京乃ともみさん)

「姿勢矯正ヨガ」5つのポーズ。

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上を向いた犬のポーズ

上を向いた犬のポーズ
うつ伏せになり、両足は腰幅に開いて足の甲を床に。胸の横に両手をついて少しカラダを起こす。足の甲と手で床を押して腕を伸ばし、骨盤を床から離して、上体を反らせる。視線は斜め上に。3回呼吸を繰り返す。脇を締めて胸を開くと、肩が上がりにくい。

キャット&カウのポーズ

キャット&カウのポーズ
四つん這いになり、両手を肩の真下、両膝を腰の真下に。息を吸いながら、ゆっくりと背中を反り、視線は前方に。息を吐きながらゆっくりと背中を丸め、視線は腹に。5回繰り返す。肩と臀部の位置が前後にズレないように注意。背骨の周辺をほぐすイメージで。

三日月のポーズ

三日月のポーズ
四つん這いの姿勢から、右足を大きく一歩前に踏み出す。右足の裏と、左足の甲で軽く床を押して、両腕を上げながら上体を起こす。腰を落としながら、胸を開いて、背中を反らす。3呼吸キープする。左右を変えて同様に。肩に力が入らないように注意する。

チェアのポーズ

チェアのポーズ
両足を腰幅に開いて立つ。太腿の間に丸めたバスタオルやクッションなどを挟む。背すじを伸ばし、両腕を斜め前方に伸ばし、手のひらは内側に向ける。椅子に座るように腰を下ろす。膝が爪先より前に出ないように注意。5回呼吸を繰り返す。2セット。

天井と壁タッチのポーズ

天井と壁タッチのポーズ
両足を腰幅に開いて立つ。上体を右に倒して、左腕を斜め上に。上体を少し戻し、左腕の肘を曲げて、天井を押すイメージで腕を伸ばす。そのまま左腕を後ろに回し、壁に這わせるように手を下げていく。3回繰り返す。3回目は天井プッシュしたところで3呼吸キープする。左右を変えて同様に。

教えてくれた人

京乃ともみ
京乃ともみ/1987年、兵庫県生まれ。ヨガインストラクター。2004年にテレビCMに出演して以降、モデルとして活躍する傍ら、ヨガインストラクターとしての活動をスタートさせる。全米ヨガアライアンス/オーストラリアbliss baby認定マタニティ&産後ヨガ、ヨギックアーツ、ReebokONEアンバサダー、日本サップヨガ事務局認定、アスリートフードマイスター3級などさまざまな資格を持つ。