PR

「油は敵」なんてもう古い! 健康に効く“選ぶべきオイル”最新ガイド

オイルを敵とみなす時代は、もはや過去。そこでオススメしたいのは、今回紹介する4つのオイルだ。積極的に摂りたい、不飽和脂肪酸や中鎖脂肪酸などの賢い働きを持つオイルたちを紹介しよう。

取材・文・編集/大田原 透 撮影/小川朋央 料理監修/河村玲子 イラストレーション/Watanabe Yui

初出『Tarzan』No.905・2025年7月3日発売

教えてくれた人

福田純二(ふくだ・じゅんじ)/日清オイリオグループ 食品事業本部 ホームユース事業戦略部長。食用油のリーディングカンパニー〈日清オイリオ〉で商品開発・マーケティング戦略を統括。生活者の声に向き合い、油脂の可能性を引き出す挑戦と提案に取り組んでいる。

河村玲子(かわむら・れいこ)/トレーナーにして管理栄養士。カラダ作りをフィジカルとニュートリションの両面からサポートしてくれる。栄養学に基づく監修、レシピ考案と料理製作を手掛ける。

いま、「油」が熱い!

もちろん料理の話ではなく、長年ダイエットの敵とされていた脂質にさまざまな働きがあることが明らかになってきたからだ。

「脂質は、3大栄養素のひとつとして、タンパク質や炭水化物と同じく、生命を維持していくために欠かせない栄養素です。油脂の主成分である脂肪酸は、エネルギー源としての役割に加え、カラダの働きに大いに関わります」と語るのは、食用油のリーディングカンパニー〈日清オイリオ〉の福田純二さん。

「私たちは脂質の持つ健康成分に着目し、その大切さを発信し続けてきました。近年さまざまな働きを持つオイルが注目されるようになりました」

なるほど、最近のスーパーマーケットの棚には“キャラの立った”オイルが並んでいる。

キッカケはオリーブオイル。

オイルの働きが注目されるキッカケは、今や食卓に不可欠なオリーブオイルなのだとか。

「オリーブオイルに多く含まれる脂肪酸のオレイン酸は、地中海沿岸の人々に冠状動脈性心疾患が少ないという研究調査から、健康成分として注目されました。オリーブオイルには、抗酸化物質のオリーブポリフェノールも豊富です」

アマニ油にもご注目!

アマニ油は、アマの種子(亜麻仁)からとった油。体内では作られず、食品から補う必要がある必須脂肪酸のオメガ3を豊富に含んでいるという。

「アマニ油はオメガ3の一種のα-リノレン酸を多く含みます。オメガ3は、血管拡張作用があり高血圧を予防するといわれています」

オリーブオイルやアマニ油をはじめとする多くの植物油は、不飽和脂肪酸が多く含まれている。動物性の脂質に多く含まれる飽和脂肪酸とは異なるのだ。

「しかも植物油は、ビタミンEの重要な供給源でもあります。私たち日本人はサラダ油などの植物油からビタミンEの約2割※を摂っているといわれています。ビタミンEは血液の流れを良くしたり、活性酸素の働きを抑え、さらに過酸化脂質の生成も抑えてくれます」

※ 補助食品からの摂取を除く、一般食品ベース。

植物油中の脂肪酸の含有率(%)

日本油脂検査協会資料、および日清オイリオ分析資料より、編集部改編

オイルのプラスの働きは、グラフの中で色付きの不飽和脂肪酸が関係している。

油と料理の良い関係……。

福田さんは、オイルを使った調理によって、栄養の摂取効率も上がると語る。

「食用油は脂溶性ビタミンの摂取に役立ちます。ニンジン、ピーマンなどの緑黄色野菜に豊富に含まれるβ-カロテン(ビタミンA)の吸収を促進しますし、健康な骨や歯の形成を助けるビタミンDも、オイルでの調理で吸収率がアップします」

福田さんが加熱調理に勧めるオイルのひとつが、こめ油だとか。

「こめ油は、こめ由来の芳醇なおいしさで素材のうまみが際立ちます。しかも、抗酸化成分である天然ビタミンEが豊富です」

中鎖脂肪酸をもっと知ろう。

大注目の油脂成分は、MCTオイルの主成分、中鎖脂肪酸だ。中鎖脂肪酸は、ココナッツやパームフルーツなどヤシ科の植物の種子に含まれ、一般的な植物油の主成分である長鎖脂肪酸に比べて、約4倍の速度で吸収される。そのため、エネルギーになりやすいと注目を集めている。

中鎖脂肪酸の3つの働き

*プラセボ群に比較して有意差あり(P<0.05)。
出典/M. Kasai, et al, Asia Pac J Clin. Nutr. 12

被験者82人の12週間後の結果(中鎖脂肪酸群40人、プラセボ群42人)。今までのオイルの“ジョーシキ”を覆す、驚きの実験データだ。

エネルギーは朝摂ろう!

アマニ油やMCTオイルは、脂質の健康性ゆえに積極的に摂りたいが、加熱調理には向かない……。

「毎日の習慣にしてほしいので、オススメは毎朝の食事や飲み物にかけて召し上がっていただくことです。一日の活動は、朝のエネルギー摂取から。元気にスタートしてほしいですね」

オイルは人類の敵どころか、カラダ作りの大切なパートナー。さまざまなオイルの種類と、それぞれの働きを知ることが、とても重要なことがわかる。適材適所ならぬ、適材適“油”なのだ。

以下のページからは管理栄養士にしてトレーナーの河村玲子さんと、適材適“油”を体感できるレシピを紹介しつつ、深掘りしよう。

「大切なのは、オイルのバランスです。不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸の割合は、4対1が理想です。このバランスが崩れると、炎症などのリスクが高まります。単に動物性の脂身などの飽和脂肪酸を控えるだけでなく、不飽和脂肪酸に置き換えることで、バランスを整えることが重要です」(河村さん)

注目したい4つの油

オリーブオイル

原料:オリーブの果実(油分15~35%)。オリーブは地中海沿岸を代表する樹木で、その油は果実から得られる。オレイン酸が豊富で、抗酸化に優れたオリーブポリフェノールを含み、特有の香りが特徴。シンプルな料理ほどおいしさが際立つ。

合わせたい料理・レシピ:サラダ、パン、パスタなど地中海食に代表される洋風の
料理、和食。

適した調理法:かける、炒める

アマニ油

原料:アマの種子(油分28~44%)。アマの種子(亜麻仁)から油をとる。体内では作られず、食品から補う必要がある必須脂肪酸のオメガ3(α-リノレン酸)を豊富に含む。調理での加熱に向かないため、かけて使いたい。

合わせたい料理・レシピ:朝食(ヨーグルト、サラダ、納豆、豆腐)、冷製パスタ、ライスサラダなど。

適した調理法:かける

こめ油

原料:米ぬか(油分12~21%)。米ぬかからとったこめ油は、加熱すると特有の甘い香りがあることから、揚げ物調理に好まれる。米菓などの製菓やマヨネーズにも利用されている。

合わせたい料理・レシピ:食材のうまみを活かしたい揚げ物や炒め物をはじめ、汎用性が高くさまざまな料理に。

適した調理法:炒める、揚げる

MCTオイル

原料:MCTオイルの主成分である中鎖脂肪酸は、ココナッツやパームフルーツに含まれ、一般的な油に比べて日常の脂肪の燃焼を高めるという働きを持つ。無味無臭のクリアな油。MCTオイルは調理での加熱に向かないので、できた料理にかけて使いたい。

合わせたい料理・レシピ:スグにエネルギーにしたい朝食(サラダ)に、運動前のエネルギーチャージに。

適した調理法:かける

初心者が選びたい、適材適“油”3選。

「炒める、揚げる、そのままドレッシングにも使えるのが、いわゆる万能オイルです。“オイルを選んでみよう”と思った初心者は、自分の目的に合った万能オイルを探すのがよいと思います」(河村さん)

そこで、働きが分かりやすく、初心者にお薦めの万能オイルが、以下に紹介する3本。

特定保健用食品 《日清MCTリセッタ 600g》

【消費者庁許可(特定保健用食品)許可表示】この油は、中鎖脂肪酸を含み、体に脂肪がつきにくいのが特徴です。体脂肪が多めの方や肥満気味の方は、 通常の油に替えて、この油をお使いいただくことをおすすめします。食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。

中鎖脂肪酸は、母乳や牛乳、植物ではココナッツやパームフルーツに含まれ、食べた後にエネルギーになりやすく、カラダに脂肪がつきにくい働きが知られている。この中鎖脂肪酸の働きを活かしつつ、料理をあっさり軽い風味に仕上げる「なたね油」をベースにしたのが、特定保健用食品(許可番号1836)の《日清MCTリセッタ 600g》753円(編集部調べ)。

特定保健用食品 《日清こめ油プラス 600g》

【消費者庁許可(特定保健用食品)許可表示】この油は、コレステロールの体内への吸収を抑える植物ステロールを豊富に含んでいるので、血中コレステロールを下げるのが特長です。そのため、コレステロールが気になる方の食生活の改善に役立ちます。なお、多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。

《日清こめ油プラス 600g》に含まれる天然の植物成分「植物ステロール」は、食事で摂ったコレステロールが小腸で吸収されるのを抑えるため、コレステロールを下げる働きがある。しかも、こめ油は抗酸化成分の天然ビタミンEを豊富に含む。調理での加熱にも適しているので、揚げ物や炒め物、ドレッシングなど汎用性が高いため、普段の油の置き換えに適した、まさに万能油として使いたい。1日の目安量は14g(大さじ1杯)程度。油の大敵“酸化”を防ぐ日清オイリオ独自の「酸化ブロック製法」(特許4601711)を採用した《日清こめ油プラス 600g》753円(編集部調べ)。(特定保健用食品許可番号1810)

機能性表示食品 《日清アマニ油プラス 600g》

機能性表示食品(届出番号F7)
【届出表示】本品はα-リノレン酸を含んでおり、血圧が高めの方に適した機能を持つ食用油です。血圧は、食塩の摂取、喫煙、飲酒、運動などの食生活や生活習慣に大きく影響を受けます。そのため本品の機能に差が生じる場合がございます。本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。高血圧治療薬をご使用の方、抗凝固剤や抗血小板薬などの血液凝固抑制作用を有する薬剤をご使用の方、高血圧症の方は医師にご相談の上ご使用ください。食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。

《日清アマニ油プラス 600g》は、血圧が高めの方に向けた機能性表示食品。なたね油をベースに、α-リノレン酸を豊富に含むアマニ油を30%配合(さらに、こめ油も配合)。料理の甘みを引き立てるクッキングオイルとして、ドレッシングやマリネに用いるのはもちろん、炒め物や揚げ物などの加熱料理まで幅広く使える。しかも、コレステロールゼロ! 1日の目安量は14g(大さじ1杯)程度。油の大敵“酸化”を防ぐ日清オイリオ独自の「酸化ブロック製法」(特許4601711)を採用した《日清アマニ油プラス 600g》753円(編集部調べ)。

それぞれキャラが立っていつつ万能に使える、最初の一本にもってこいのオイルばかりである。実際に購入する際に気を付けたいのが、サイズ。目安は、開封から1~2か月で使い切れる量だとか。理由は、風味や味を落とさず、酸化を避けるためだ。

「日清オイリオの多くの商品に“酸化対策の技術”が採用されています。せっかくカラダを気づかい、料理のオイルをいろいろ選んでも、油の大敵である“酸化”に気を配らないと本末転倒になってしまいます」

ということで、下のコラムでは、風味や味を損なわないための工夫、油を究める日清オイリオのワザに迫ろう。

オイルの敵=酸化を封じ込めよ!

オイルの性質やボトルのサイズに応じ、さまざまな酸化対策を講じる日清オイリオ。その最新のワザを搭載したのが、2024年発売の《日清ヘルシークリア》である。

《日清ヘルシークリア 800g》

日清オイリオ独自のウルトラ酸化バリア製法で、油の酸化対策を徹底的に施した《日清ヘルシークリア 800g》。開封後も鮮度が長持ち、いわば“サビないオイル”。

「なたね油」をベースに、スッキリ油っこくない風味が特徴で、加熱調理時のにおいも抑えるため適材適“油”な食生活のベースに用いたい。《日清ヘルシークリア 800g》572円(編集部調べ)。

ボトルにオイルを充填する際に酸素を排する「酸化ブロック製法」に加え、オイルの精製を低温かつ高真空で行う「Neo ナチュメイド製法」、充填前の油の溶存酸素を追い出す「日清ウルトラファインバブル製法」を採用。これら3つの酸化防止策は「ウルトラ酸化バリア製法」と呼ばれている。

Information

問い合わせ先:日清オイリオグループお客様相談窓口
TEL:0120-016-024(受け付け:月~金曜9時30分~17時。土日祝・弊社休日を除く)