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“スリップインするだけ™”じゃない!《スケッチャーズ スリップ・インズ》快適学。
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腸をいたわる食事といえば発酵食品。発酵マイスターの榎本美沙さんによる、満足できて、長く続けられる簡単レシピを紹介。
榎本美沙(えのもと・みさ)/料理家・発酵マイスター。発酵食品、旬野菜を使ったシンプルなレシピが好評で、各メディアにて活躍中。オンライン料理教室『榎本美沙の料理教室』主宰。登録者34万人を超えるYouTube、インスタも大人気。著書多数。
保存期間:冷蔵庫で約1週間
乳酸発酵に必要な米の研ぎ汁は、米を一度サッと水で洗った後、2回目と3回目にしっかり研いだ水を使います。研ぎ汁を一度火にかけて煮立たせる理由は、他の菌を殺菌し、野菜に付いている乳酸菌による乳酸発酵を促すため。植物性乳酸菌は腸に届きやすいともいわれ、腸活の強い味方になってくれます。
①鶏のささみをゴマ油とともにお湯で加熱した後、手で裂く。②茹で汁を冷やし、水キムチの漬け汁を混ぜてスープにする。③茹でた中華麺を水洗いして器に盛り付け、刻んだ水キムチ、ささみを乗せてスープをかけて完成。
保存期間:冷蔵庫で2〜3週間
韓国唐辛子は見た目ほど辛くなく、むしろ旨味の方が強い調味料です。粗挽きと細挽きの2種類を混ぜることで深みが増します。炊飯器の蓋は開けたままで保温してください。市販のコチュジャンは水飴を使うことが多く甘みが強いのですが、この発酵コチュジャンは旨味が際立ってとても食べやすいですよ。
①削ぎ切りにしたタコとひと口大に切ったアボカドをボウルなどに入れる。②発酵コチュジャン、種を取って叩いた梅干し、醬油、ゴマ油、黒すりゴマをそれぞれ加えて混ぜる。③器に盛り付けて出来上がり。
保存期間:冷蔵庫で約1週間
マヨネーズはほぼ卵とオイルでできていますが、麴を使うことでコクが出るのでオイル少なめで仕上げられます。麴の酵素が発酵しやすい60度程度の温度をキープするために、炊飯器の蓋は開けたまま保温モードで。発酵した後はメイラード反応で色が黄みがかり、もっちり滑らかなテクスチャーになります。
①細切りにしたゴボウをたっぷりのお湯で2〜3分茹で、水気をしっかり切って粗熱を取る。②ボウルに発酵マヨネーズ、白すりゴマ、醬油を混ぜ合わせ、ゴボウを加えて和える。③冷やして食べると「無限ゴボウ」の完成。
取材・文/石飛カノ 撮影/大嶋千尋 監修/榎本美沙(料理家・発酵マイスター)
初出『Tarzan』No.886・2024年8月22日発売