運動も食事も無頓着。ハナコの基礎代謝量、測ってみました
キングオブコント優勝歴もある実力派トリオ〈ハナコ〉。30代に突入し、じわじわとカラダの変化を感じているものの、運動や食事に無頓着な3人が基礎代謝量を測定してみた。すると、驚くことに3人とも肥満気味であることが発覚。管理栄養士・佐藤和奏さんからのフィードバックも。
取材・文/門上奈央 撮影/中島慶子 スタイリスト/作山直紀 ヘア&メイク/河口ナオ 取材協力/インボディ・ジャパン
初出『Tarzan』No.839・2022年8月10日発売
「代謝」って意識したことありますか?
——キングオブコント優勝歴もある実力派トリオ〈ハナコ〉。代謝のことを意識したことがある人は?
——ではハナコの中で基礎代謝量が一番高いのは誰か予測してもらおう。
意外?妥当? 測定の結果は…
——さあ、混迷を極めたところで測定。気になる3人の測定値が揃った。
ハナコの基礎代謝を測定!
菊田さんの検査結果
秋山さんの検査結果
岡部さんの検査結果
3人が代謝アップを狙うには?
——ここで〈インボディ・ジャパン〉の管理栄養士・佐藤和奏さんからのフィードバックを。
「筋肉量を増やす運動と、基礎代謝量に見合った食事によって基礎代謝量の維持&向上を期待できます。菊田さんはタンパク質の摂取量を増やしつつ運動。秋山さんはエネルギー不足にならない食事を意識。岡部さんは運動による消費カロリーを増やす。方法は違いますが、どれも代謝に有効です」
秋山さんのようにあまり食べない人も太りやすくなることがある、と佐藤さん。
「欠食によるエネルギー不足が続くと、脳が飢餓状態と判断して筋肉を分解し、筋肉量が減少。少量でも朝食を摂れば必要なエネルギー量が増え、胃腸の動きが活発になり体温が上昇、基礎代謝量の向上にも繫がります」
岡部さんのように筋肉量だけでなく体脂肪量も多い人は、健康維持のためにも減量を。
「基礎代謝量と筋肉量を極力下げずに体脂肪を減らすには、運動で消費カロリーを増やすのがベスト。普段からなるべく階段を使ったり、食べ過ぎを防ぐためによく嚙んだりと、日常的に意識して体質改善しましょう」
菊田さんのような“隠れ肥満”が見直すべきはPFCバランス。
「今の食事におけるC(炭水化物)は適正量を維持し、F(脂質)の割合を減らし、その分P(タンパク質)を増やして調節を。豚バラでなく豚ロース、サラダ油をMCTオイルにするなど上質な油も意識。さらに筋トレなどを習慣にして筋肉をつけると改善されます」