関連記事
ダイエットだけじゃない!代謝アップ22のメリットまとめ
代謝アップのために何より重要なのは、今の自分の基礎代謝量を知ること。体組成計で測定する前に、測定時の注意点や計測値の活用法などをあらかじめ心得たい。
高精度な体組成計を手がけ、フィットネス界で名高い〈インボディ・ジャパン〉の佐藤和奏さんに、基礎代謝量測定の基礎知識を聞いた。
基礎代謝量の数値をなぜ把握するべき?
どのくらい栄養を摂取すべきか自分で計算できるようになるのが利点の一つ。普段消費しているカロリーが分かれば、そこから逆算し、理想のカラダに近づくためには運動でどれくらいのカロリーを消費するべきか、またどのような食事を日頃摂るべきかが分かります。
体型維持や体質改善はもちろん、健康維持にも役立ちます。
基礎代謝量は何をもとに算出される?
身長と体重、性別、年齢を用いたハリス-ベネディクト計算式が一般的。研究分野では呼気の二酸化炭素の量に基づく分析が主流です。
〈インボディ〉で用いているカニンガムの公式は、基礎代謝量が除脂肪量や筋肉量により変わることに着目した算出法です。
正確な測定値を得るためのポイントは?
起床後、トイレを済ませて朝食前に軽装で測るのが理想です。ただ、条件によりそれほど数値に差は出ません。体重・体脂肪率と違い、基礎代謝量は一朝一夕で変わる数値ではないので、月1回測って変化を見るといいでしょう。
測定した基礎代謝量、有効な活用法は?
厚生労働省運営の『e-ヘルスネット』で見られる「日本人の基礎代謝基準値」で、自分の年代の平均基準値と比較しましょう。持病がなく健康な人は、基準値以上であれば合格点。低ければ、筋肉量を増やすアプローチが一案です。