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白湯vs冷水|目覚めの一杯に飲むのは?
答え|B 冷水
朝イチのトイレで、オシッコが普段より黄色くて驚いた経験はないだろうか。それは、寝ている間に水分を失い、軽く脱水している証拠。血液を含む体液の濃度を一定に保つため、脱水中は体外に排泄される成分が増え、オシッコが濃くなってしまうのだ。まずはコップ1杯の水分を補おう。
白湯の方がカラダを温めて代謝を上げそうだが、実は冷たい水を飲むのが正解。体温は一定範囲内に収まるように調整されている。冷たい水を飲むと、釣られて体温が下がらないように体内のエネルギー代謝が活性化されるのだ。
上半身vs体幹|朝起きてストレッチするなら?
答え|B 体幹
睡眠中、筋肉は強張りやすい。寝返りを打っていても、起きている間と比べると、似たような姿勢を続ける時間が圧倒的に長い。このため同じ筋肉に負荷が集中して硬くなり、血管を圧迫して血流がダウン。代謝は落ちる。
全身ストレッチしたいのは山々だが、朝はとかく時間に追われている。どこにターゲットを絞るか。
寝ている間、とくに強張りやすいのは体幹。寝起きに思わず“伸び”をしたくなるのは、体幹が強張りすぎているためだ。体幹をストレッチで緩め、時間に余裕があったら上半身と下半身もほぐそう。
洋食vs和食|朝食を食べるなら?
答え| B 和食
筋肉は、基礎代謝の20%前後をカバーする。筋肉の原材料は、タンパク質。筋肉はつねに分解と合成を繰り返しているが、寝ている間はタンパク質が入らないので、分解が合成を上回り、代謝が落ちやすい。何より大切なのは、朝食を抜かずに、タンパク質を含む食事をちゃんと食べることである。
この大原則を踏まえたうえで、ホテルのように和食か洋食かが選べるなら、和食をセレクト。主菜は、サバや鮭といった魚にしよう。
魚からはタンパク質が摂れるうえに、サバや鮭などの油(魚油)には代謝を促す働きがある。体脂肪を貯めるだけの白色脂肪細胞を、体脂肪を燃やす機能を担うベージュ細胞へ転換してくれるのだ。
緑茶vsコーヒー|食後の一杯を飲むなら?
答え|B コーヒー
朝食を終えたら、食後の一杯でホッとひと息つきたいもの。代謝を考慮するなら、緑茶よりも、コーヒーを飲もう。含有するカフェイン量を比べてみると、コーヒーの方が総じて多いからである。
カフェインは、自律神経のなかでも代謝を高める交感神経を優位にしてくれる。洋食より和食の方が代謝を上げやすいが、和食を食べた後のコーヒーも案外マッチするものだ。余計なカロリー摂取を避けるために、砂糖やミルクを入れずにブラックで楽しみたい。
ただし、緑茶のなかでも、玉露は通常の煎茶よりもカフェインの含有量が多め。「和食には緑茶でしょ!」というタイプは(少々高価だが)玉露をチョイスしよう。
ピッチ走法vsストライド走法|早起きしてウォーキングするなら?
答え| A ピッチ走法
有酸素運動は、体脂肪を燃やして代謝を上げる。忙しい平日にやるのはホネだが、早く起きた休日の朝くらいは気分転換を兼ね、有酸素にトライしたい。ランはハードル高めだから、まずはウォーキングから。同じ距離なら、走っても歩いても消費カロリーは同じだ。
その際採用するのは、1歩のストライド(歩幅)を意識するストライド走法か、それとも1分間に何歩歩くかというピッチ(回転数)を意識するピッチ走法か。
朝は体温が低めで、筋肉もほぐれていない。ムリにストライドを広げようとするのは、少々辛すぎる。ウォーキング習慣に挫折しないために、ストライド狭めのピッチ走法でテンポよくラクに歩こう。
ガーデニングvs洗車|休日に家の用事を済ませるなら?
答え|A ガーデニング
平日仕事に追われてばかりだと、休日ダラダラしたい気持ちはわかる。でも、平日はデスクワークがメインで坐りっ放しなのに、土日2日間でもまったく動かないと、筋肉が減り、代謝が落ちる。休日もなるべくアクティブになり、平日やり残したことを片付けよう。
どうせなら、屋外でカラダを大きくのびのび動かした方が、代謝は上がる。ここで対決の土俵に乗るのは、洗車とガーデニングだ。
洗車の活動量は3.5メッツ。30分で130キロカロリーほど消費する(体重70kgの場合。以下同)。対するガーデニングは3.8メッツ。30分で約140キロカロリー消費する。僅差だが、凱歌はガーデニングに上がる。