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“スリップインするだけ™”じゃない!《スケッチャーズ スリップ・インズ》快適学。
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お腹まわり(=浮き輪ゾーン)を絞ると聞いてパッと思いつくのがフッキン運動。でもこれ、未経験者にとっては意外と高ハードル。そこで提案したいのが“ゆる運動”。フッキンほどキツくなく、下腹、脇腹、下背部と鍛え分けができる動きを8つ用意した。今回は椅子を使って「V字姿勢」を作る“ゆる運動”を紹介。
「それほどハードなトレーニングじゃなくても、浮き輪ゾーンの筋肉を鍛え、緩やかに浮き輪ゾーンを解消していくことは十分可能です」そう話すのはトレーナーの神戸貴宏さんだ。
浮き輪ゾーンとは、ヘソと左右の腰骨との間を中心に、腰まわりを贅肉が帯状にグルリと一周する部分(写真上の色で示した部分)。内部には内臓脂肪が溜まり、外側を皮下脂肪が腰まわりを一周するように囲み、溜まった体脂肪が、浮き輪をハメているように見えることから名付けた。
「浮き輪ゾーンの筋肉(詳しくはこちらの記事:壁さえあればどこでもできる「ウォールクライマー」|お腹まわりを絞る「ゆる運動」)は日常動作においてあまり使われる機会がなく、ゆえに贅肉がつきやすい。逆に言えば、ちょっと部位を意識して動いてみるだけで簡単に刺激できるというわけです」(神戸さん)
そこで提案するのが「ゆる運動」。家にあるものを使った、ごく簡単な8種類の中から、今回は椅子を使ってもれなく浮き輪ゾーンを刺激する「V字姿勢」3種類を紹介する。
背もたれのない椅子を使い、いろんなV字姿勢を描く。これも効果的なゆる運動。
「前V字、逆さV字、横V字いずれの動きも、脚の力だけで脚を持ち上げないよう気をつけましょう。それぞれ下腹、下背、脇腹を使って持ち上げることで、しっかり浮き輪ゾーンに効かせられ、姿勢もキープできます。あと、手はあくまで支えているだけと考え、あまり力を入れないように。椅子は必ず脚がしっかりしたものを使ってください」(神戸さん)
やり方:
上半身を前傾せず、重心を尻に乗せ下腹部の力を使うのがコツ。転倒にはくれぐれも注意を。
やり方:
転倒に気をつけて頑張ろう。
やり方:
取材・文/黒田創 撮影/小川朋央 スタイリスト/ヤマウチショウゴ ヘア&メイク/天野誠吾 監修/神戸貴宏
初出『Tarzan』No.829・2022年3月10日発売