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アスリートのように圧倒的に機能する腹筋を目指す「4週間腹筋チャレンジ」ゴールに辿り着くことができれば、どんな場面でも安定する強い体幹が手に入れているはず。ドラゴンフラッグ達成に向けて取り組もう!
腹を割っただけでは飽き足らず、更なるパフォーマンスアップを図ってアスリートのような腹を手に入れたい。そんなトレーニーに向けた最短4週間の腹筋レベルアッププログラムを、日本人初のメジャーリーグ球団のヘッドストレングス&コンディショニングコーチとなった経歴を持ち、数多くのアスリートをサポートしてきた友岡和彦さんに作ってもらった!
目指すのは単純な筋肥大ではなく、スポーツの競技力向上に繫がる実用的な腹。そのためには、アイソメトリック、コンセントリック、エキセントリックの3種類のトレーニングをバランスよく行う必要がある。そうすることで、カラダがどのような状態にあっても力を発揮することが可能になるのだ。
「コンセントリックとエキセントリックは表裏一体ですが、コンセントリック種目では腹筋を短縮させる場面、エキセントリック種目では腹筋を伸張させる場面をより意識してトレーニングをしてください」
4週間腹筋チャレンジに挑むにあたり、注意点が1つ。それは腹圧を高めた状態で各エクササイズに取り組むこと。
改めて説明すると、腹圧とは腹腔内圧の略称。腹腔とは横隔膜の下側で、消化器などが集まっている部分。その内部にかかる圧力が腹圧だ。腹腔を膨らんだ風船のようにしておけば、動作が安定するだけでなく、腰椎に余計な負荷がかかることがない。
反対に腹圧が高まっていない腹腔は、水を抜いて潰したペットボトルをイメージするとわかりやすい。実際にその状態でペットボトルを何度も曲げたり伸ばしたりしてみると特定の部位に過度に負担がかかるのがわかるはずだ。
腹筋運動をすると腰が痛くなりやすいという人は特に注意して、腹圧を高めることを意識しよう。
トレーニングは週3回。アイソメトリック、コンセントリック、エキセントリックの順で進めて、2セット行う。1週間ごとに種目が変わり強度が上がっていく。
エキセントリック種目は腹圧が抜けて、腰が反ってしまうことがあるので要注意。腹圧が抜けた状態での腹筋運動は、腰を痛める原因になる。常に腹圧を意識して取り組もう。
4週間腹筋チャレンジは最短で4週間で終了するプログラム。週3回トレーニングを行ったら、週ごとに設定されているテストにチャレンジ。テスト種目を正しいフォームで規定の回数行えたら、翌週のメニューへと進む。
テストがクリアできなかった場合は、もう1週間同じメニューに取り組もう。卒業テストはドラゴンフラッグだ!
最初の週は、腹圧を高めながらカラダを動かすことに慣れること、アイソメトリック、コンセントリック、エキセントリックの違いを体感することが目標。じっくり取り組もう。
テスト種目を正しいフォームで規定の回数行えたら、翌週のメニューへと進む。テストがクリアできなかった場合は、もう1週間同じメニューに取り組もう。
取材・文/神津文人 撮影/山城健朗 スタイリスト/ヤマウチショウゴ ヘア&メイク/中村兼也 イラストレーション/内山弘隆
初出『Tarzan』No.809・2021年4月22日発売