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「薬膳」と聞くと、精進料理や小難しい健康食材を思い浮かべてしまう人も多いかもしれないが、今回提案するのは手軽な養生法。漢方の専門家が、加齢や代謝に関わりの深いところをケアできる身近な食材を教えてくれた。
「“薬膳”とは何も希少な生薬を摂ることではありません。季節、体調、体質に応じた養生法で、実は身近な食材で気軽に取り入れられるのです。東洋医学では心身、季節、色などを5つに分類。人のカラダも5つに分けて役割を考えます。
なかでも加齢が出やすい“腎”の系統と、代謝やストレスに関わりの深い“肝”の系統は、冬から春にかけてケアしてあげると巡りの好循環が生まれます」(漢方薬剤師・鹿島絵里さん)
まさに、春は代謝をアップして若返りを狙える絶好の時季だ。
「アンチエイジングの要の“腎”は黒い食材やミネラルを摂ることで養う。春本番を迎えたら、解毒作用の高い野菜や赤身の魚などで、“肝”を養う。今回は“腎”と“肝”にいい4つの食材と簡単に取り入れられるドリンクを紹介します」
スパイスの調合で生まれる温活の代表選手。クローブとフェンネルシードは腎と肝を養う。スパイシーな香りによってリラックス効果もあり。
一押しのスーパーフード。腎と肝を養い、目の疲れにもいい。ビタミンB群とCを豊富に含み、肌ツヤUP。浸して飲むことで甘みが増す。
ブラックコーヒーにクコの実を浸して数分待つと完成。
鹿島絵里さん/薬剤師・博士(薬学)。東銀座にある漢方薬店〈kampo’s〉に勤務。漢方や薬膳の専門の知識を分かりやすく提案。「Tarzan Web」にてブログ「漢方でつくるヘルシーボディ」を執筆中。
取材・文/松岡真子 イラストレーション/德永明子
初出『Tarzan』No.806・2021年3月11日発売