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「鍛えず一日終わるなんて、歯磨きせずに寝るも同然!」筋肉図鑑 vol.34|長澤秀樹(歯科医師)
トレーニングの軌跡を偽りなく物語るもの、それが筋肉だ。『筋肉図鑑』では、さまざまなトレーニーの筋肉の裏側に迫ります。第34回は国内外のボディコンテストで成果を残す、超絶マッチョな歯科医師、長澤秀樹さんの筋肉!
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【今回の筋肉】長澤秀樹

「筋トレといえばベンチプレス」という意識で、大学2年生の頃から10年かけて筋肉を育んできました。大胸筋はもちろんですが、腕を見た患者さんから、「腕力で歯が抜けそうですね」と冗談を言われることもしょっちゅう。
常連の方には私が競技者だと知られているので、「先生、今年は絞りが甘くないですか?」「日焼けも仕上がってますね」と審査員さながらに言われます(笑)。

仕事と競技の両立? 大変と感じたことは一度もありません。ただ、午後の診療が14時半〜20時半で17時半頃にタンパク質40gをプロテインで摂るのが基本ですが、たまに忙しくて摂取タイミングを逃すと、少しそわそわします…。
筋トレは欠かさず毎日。仕事が何時に終わろうと、終業後は必ずジムへ行ってます。鍛えず一日終わるなんて歯磨きせずに寝るも同然です!!

筋トレは全て自己流で、ボディコンテストを知ったのはジム入会後の2016年。それまでは専ら胸と腕ばかり鍛えてましたが、競技を知って初めて肩や背中のトレーニングを開始。
結果的に初出場のフィジークで総合優勝、日本代表として挑んだ海外の大会で4位入賞など、成績を次々に収められました。大会にプレッシャーを感じる人もいるはずですが、私は全く。ストレスを感じたら筋肉が壊れるからよくないですしね(笑)。審査員に評価されるカラダになりたい一心で日々励んでます。

食事ではタンパク質の摂取量を重視していて、毎日3食鶏胸肉180gと白米180gが基本。ビタミンなどはサプリで補います。そんな息子を心配して実家の母親が牛・豚・鶏を使った手料理を冷凍で送ってくれます。
職場の上司やお客さんも、海外遠征で休みを取るときには快く応援してくれる。そういう周囲の存在があるから、“勝ちたい”という思いを保ててるんだと思います。
取材・文/門上奈央 撮影/大内香織
初出『Tarzan』No.797・2020年10月8日発売