2020年注目のブランドから、高機能なこの4足【目的別シューズガイド2020春】
走る場所、走る距離、走る速度。シーンに適したシューズを選べば、快適に走れてケガのリスクも減少。そして目標達成が近づく!
取材・文/神津文人 撮影/小川朋央
初出『Tarzan』No.781・2020年2月13日発売
知られざる、実力派ブランド。
スポーツ、フィットネスが改めて注目を浴びるであろう2020年に、飛躍が期待されるブランドのシューズを紹介したい。
日本初上陸ブランドに、ランニング市場への本格参戦を果たしたものなど、ランニングシーンではまだメジャーではないものの、どれも実力派。
それぞれのラインナップの中から、幅広いレベルのランナーに対応する注目モデルをピックアップ。他の人とは違ったものを選びたいという人には特におすすめしたい。
1. DESCENTE 《GENTEN-ST》
日本人の足型、日本人の走り方に適したシューズを作ることを目的に開発された《ゲンテン》シリーズ。ランナーの足を深く研究したラストを用いることで、走行時にパワーロスの少ないフィッティングを実現した。中足部で角度をつけ、前足部と踵部はフラットにしたミッドソール構造により、安定性と推進力の両立に成功しているという。
2. MBT《GTC 2000》
1916年にフィンランドで誕生した老舗ブランド〈カルフ〉。代表作《イコニオルティックス》は、数十万人の足のフットスキャンデータを基に作られたランニングシューズ。データによって導き出された形状のラストと、足底のフィット感にこだわったミッドソール、伸縮性の高いニット素材のアッパーにより、快適なフィット感を実現している。
3. KARHU《IKONi ORTIX》
1996年にスイスで誕生した〈MBT〉。特許を取得しているソール構造により、姿勢の改善やバランス機能の向上が期待できるウォーキングシューズが人気だが、ランニング用モデルも展開されている。ミッドフット着地を促す独自のソールテクノロジーを採用した新作は、スムーズな重心移動とカラダに負担の少ないランフォーム作りを実現する。4月発売予定。
4. Topo Athletic《ZEPHYR》
足の本能的かつ自然な動きをサポートし、パフォーマンスを最大化することを目指して開発された〈トポ アスレティック〉のシューズ。ロードロップ、広いトウボックス、軽さの3点が大きな特徴だ。ニューモデルの《ゼファー》は、新テクノロジーのスプリング・プロパルション・プレートを搭載。前足部の安定性と推進力のアップに成功している。