コンテストで勝てるカラダでいたい! トレーナー白戸拓也さんの「目からウロコ」な指導

読者代表が表紙を飾った『ターザン』768号。審査員を務めたトレーナー白戸拓也さんが、ファイナリストたちに本気のパーソナルトレーニングを実施した! 弱点などなさそうな一流のカラダを持つファイナリストたちが「目からウロコ!」と口を揃えた内容とは。

取材・文/神津文人 撮影/谷尚樹 撮影協力/アリススポーツクラブ

(初出『Tarzan』No.773・2019年9月26日発売)

30歳を迎えるときコンテストで勝てるカラダでいたい。

「脱げるカラダ 2019」ファイナリストの葉創平さん

身長:178.5cm 体重:74kg 体脂肪率:13% 年齢:29歳

週5回の部位別トレ。

  • 月曜:胸、肩、腹筋
  • 火曜:背中と上腕二頭筋
  • 水曜:休み
  • 木曜:脚、有酸素運動
  • 金曜:胸、背中、腹筋
  • 土曜:肩、腕
  • 日曜:休み

読者変身企画のオーディション後、勤務先近くで、偶然白戸さんに会ったという葉さん(そんなミラクルが!)。喫茶店でコーヒーを飲みながらコンテスト出場のための課題を相談し、修正してもらったメニューにすでに取り組んでいるという。

今回は、現在取り組んでいるトレーニングの中で、特に苦手だと感じているもののフォームを白戸さんにチェックしてもらうことに。

インクラインベンチプレス、デッドリフト、ベントオーバーダンベルロウの3種のフォームを修正すると、「すごく効くようになりました」。

「一人でのトレーニングだと細かいポイントを直すのは難しいですね。パーソナルトレーニングを受けるメリットを改めて感じました。またこの企画に呼んでください(笑)」

苦手だと感じる理由はフォームにあることが多い!

[胸]インクラインベンチプレス

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インクラインベンチプレス
ベンチの位置が少しずれていたのを見逃さなかった白戸さん。「座るポジションも少し右に寄っていました。細かなズレが左右の歪みにつながるので、気をつけましょう!」。

インクラインベンチプレス
「少しワイドに握りましょう。握る位置が内側だと、腕の関与が増えてしまうんです」(白戸さん)

[背中]デッドリフト

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デッドリフト
フォームを確認しようと頭を上げて鏡を見ると、フォームを崩す原因になる。背中に効かせるならハーフで。鏡を見すぎるのもNG。

デッドリフト
バーを落とさないように片側を順手、反対を逆手で握っていた葉さん。左右の歪みにつながるので、白戸さんはストラップの使用を推奨。頭は上げずにフォームをキープすべし。

[背中]ベントオーバーダンベルロウ

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ベントオーバーダンベルロウ
広背筋、僧帽筋の筋トレに最適なベントオーバーダンベルロウ。左右を同時に鍛えられるメリットもある。前傾が甘いと、肩や腕で引いてしまうので注意が必要だ。

ベントオーバーダンベルロウ
しっかりと水平に近い前傾姿勢をキープして、背中で引く。きつければウェイトを軽くする。

PROFILE
白戸拓也さん/元BODYPUMP/BODYCOMBATマスタートレーナー。大手フィットネスクラブで約30年間プログラム開発や教育担当を務める。トレーナー養成にも積極的)
白戸拓也さん/元BODYPUMP/BODYCOMBATマスタートレーナー。大手フィットネスクラブで約30年間プログラム開発や教育担当を務める。トレーナー養成にも積極的)