• マッサージ&ストレッチの波状攻撃で肩の凝りをほぐす! 【肩甲骨はがし・前編】
CONDITIONING
2018.10.20

マッサージ&ストレッチの波状攻撃で肩の凝りをほぐす! 【肩甲骨はがし・前編】

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これからの寒い季節により顕著になってあらわれる不定愁訴が「肩のコリ」。肩甲骨周辺の筋肉がガチガチに固まって、肩甲骨が動かないカラダになってしまっているのが原因だ。まずはマッサージ&ストレッチで、肩周辺の主要な筋肉を徹底的にほぐそう!

PCやスマホの操作で前傾姿勢を続ける時間が長い現代人の肩甲骨は、冷凍食品並みにカチコチに固まっている。それを柔軟かつダイナミックに動かすために取り組みたいのが、トレーニングスタジオ アランチャ代表・菅原順二さんの特製プログラム。

前半2週間はマッサージ&ストレッチで肩甲骨を解凍して引きはがす。肩甲骨まわりが緩んでくれば、肩こりなどの不快な症状も改善するはず。後半2週間はアクティブストレッチではがした肩甲骨を縦横無尽に動かし、血行促進。内側から肩甲骨を整えていく。

波状攻撃で解凍、凝りをほぐす!

肩甲骨の動きには多数の筋肉が関わるが、前半の2週間は焦点となる7つの筋肉をピックアップ。これらの緊張を取り、柔らかく整えて肩甲骨をはがすのに有効なのは、「マッサージ→ストレッチ」の波状攻撃。テニスボールなどを使ったマッサージで硬い筋肉をリセットし、間髪を入れずストレッチで柔軟性を高めよう。

主要ターゲットは肩甲骨の守護神である僧帽筋。大きい筋肉だから3分割し、菱形筋と一緒に緩める。この他、肩甲胸郭関節を作る肋骨の動きと関わる前鋸筋と小胸筋、硬いままだと肩関節の働きを邪魔する広背筋、上腕二頭筋、上腕三頭筋もケア。

ストレッチは呼吸回数でプログラム。「深い呼吸は筋肉を内側からもストレッチします。鼻から息を吸い、その2倍の時間で口から吐く呼吸を3〜4回繰り返して」(菅原さん)。深い呼吸は1回5秒程度で3〜4回なら15〜20秒。伸ばし続けた筋肉の弛緩が始まるタイミングと一致する。日々継続して効き目を体感しよう。

ボールを当てるのはココ!

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紹介しているマッサージで、テニスボールを当てる場所は上の写真の通り。エクササイズ写真で位置がわかりづらい場合の参考に!

1. 僧帽筋上部

マッサージ

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床で仰向けになり、片側の僧帽筋上部にテニスボールを当てる。張っているところを見つけたら脱力して体重をかけて、ボールで筋肉を押してマッサージ。そのままゆっくり深く3〜4回呼吸する。左右を変えて同様に行う。

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ストレッチ

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床であぐらをかいて坐り、左腕を背中に回して、右の脇腹へ伸ばす。右手を左の側頭部に当てる。背すじを伸ばして胸を張り、左肩を下げたまま、右耳を右肩に近づけるように、右手で頭を真横に倒す。左の首から肩にかけてが伸びているのを感じたら、ゆっくり深く3〜4回呼吸する。左右を変えて同様に行う。

2. 僧帽筋中部&菱形筋

マッサージ

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床で仰向けになり、片側の僧帽筋中部にテニスボールを当てる。張っているところを見つけたら脱力して体重をかけて、ボールで筋肉を押してマッサージ。そのままゆっくり深く3〜4回呼吸する。左右を変えて同様に行ったら、肩甲骨の間にある菱形筋も同じようにマッサージする。

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ストレッチ

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床にあぐらをかいて坐り、両手を組み、両腕を床と平行にまっすぐ前に伸ばす。背すじを伸ばし、頭と体幹を床と垂直にする。両肘を軽く曲げながら両手を前に押し出し、下を向きながら背中を丸める。背中が伸びているのを感じたら、ゆっくり深く3〜4回呼吸する。

3. 僧帽筋下部

マッサージ

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床で仰向けになり、片側の僧帽筋下部にテニスボールを当てる。張っているところを見つけたら脱力して体重をかけて、ボールで筋肉を押してマッサージ。そのままゆっくり深く3〜4回呼吸する。左右を変えて同様に行う。

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ストレッチ

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椅子に浅く坐り、両足を左右に大きく開いて両手を両膝に添える。肛門を後ろに向けるように骨盤を前傾させて起こし、背すじを伸ばして胸を張る。右手で右膝を押しながら、右の肩を内側に入れて真後ろを見るように体幹を左側へひねる。右の背中が伸びているのを感じたら、ゆっくり深く3〜4回呼吸する。左右を変えて同様に行う。

4. 前鋸筋

マッサージ

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床で横向きになり、脇の下にある前鋸筋にテニスボールを当てる。張っているところを見つけたら脱力して体重をかけて、ボールで筋肉を押してマッサージ。そのままゆっくり深く3〜4回呼吸する。左右を変えて同様に行う。

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ストレッチ

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両足を腰幅に開いてまっすぐ立つ。両腕を後ろに伸ばし、右手首を左手で持つ。左手で右手首を左斜め下後方へ引っ張りながら、胸郭を前方へ強く押し出して胸を張る。右側の脇の下が伸びているのを感じたら、ゆっくり深く3〜4回呼吸する。左右を変えて同様に行う。

5. 小胸筋

マッサージ

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床でうつ伏せになり、胸の上にある片側の小胸筋にテニスボールを当てる。張っているところを見つけたら脱力して体重をかけて、ボールで筋肉を押してマッサージ。そのままゆっくり深く3〜4回呼吸する。左右を変えて同様に行う。

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ストレッチ

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壁から少し離れて腰幅で立ち、左肘を胸の高さで壁につき、左の前腕から手のひらまで壁につける。背すじを伸ばして胸を張り、全身を床と垂直にする。右腕は体側で下げる。左腕と両足のポジションを固定したまま、真横を向くように体幹を右へひねる。左側の胸が伸びているのを感じたら、ゆっくり深く3〜4回呼吸する。左右を変えて同様に行う。

6. 広背筋

マッサージ

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床で仰向けになり、片側の広背筋にテニスボールを当てる。張っているところを見つけたら脱力して体重をかけて、ボールで筋肉を押してマッサージ。そのままゆっくり深く3〜4回呼吸する。左右を変えて同様に行う。

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ストレッチ

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床にあぐらをかいて坐る。両腕をまっすぐ頭上に伸ばし、右手首を左手で持つ。左手で右腕を左斜め上前方へ引っ張りながら、お尻を床につけたままで背中を丸めて上体を前へ倒していく。右側の背中の下部が伸びているのを感じたら、ゆっくり深く3〜4回呼吸する。左右を変えて同様に行う。

7. 上腕二頭筋

マッサージ

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床にあぐらをかいて坐り、上腕内側の上腕二頭筋を反対の手でつかむ。手で上腕二頭筋をもみながら、肘から肩にかけて何往復かしながらマッサージする。左右を変えて同様に行う。

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ストレッチ

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左側を壁に向けて横向きで立ち、左腕を後方斜め下へまっすぐ伸ばして左手を壁につけ、手のひらを下に向ける。右腕は体側で下げる。右手で左の胸を押さえたら、左手と両足のポジションを固定したまま、体幹を右側へひねる。左の上腕内側が伸びているのを感じたら、ゆっくり深く3〜4回呼吸する。左右を変えて同様に行う。

8. 上腕三頭筋

マッサージ

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床にあぐらをかいて坐り、上腕外側の上腕三頭筋を反対の手でつかむ。手で上腕三頭筋をもみながら、肘から肩にかけて何往復かしながらマッサージする。左右を変えて同様に行う。

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ストレッチ

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床にあぐらをかいて坐る。左の上腕を床と垂直に上げ、左手を肩甲骨の間に下げて、右手を左肘に添える。右手で左肘を右肩へ近づけるように押し下げ、左手を肩甲骨の間へ滑らせる。左の上腕外側が伸びているのを感じたら、ゆっくり深く3〜4回呼吸する。左右を変えて同様に行う。

取材・文/井上健二 撮影/小川朋央 スタイリスト/山口ゆうすけ ヘア&メイク/村田真弓 監修/菅原順二(トレーニングスタジオ アランチャ代表)
(初出『Tarzan』No.711・2017年1月26日発売)

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