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常備しておけばいつでも楽しめる、自家製ドレッシング。
食材に植物油やマヨネーズをかけるだけで、手軽に実践できるのがオイルファーストの利点。でも、毎回それでは飽きてくる。そこでチャレンジしたいのが、自家製ドレッシング作り。
ドレッシングはたくさん市販されているが、意外な盲点もある。油だけではなく、控えるべき糖質が入っているケースも多いのだ。
「ドレッシングに欠かせないのは酢などの酸味。その角を取って全体をまとめるために、甘味料が添加されているケースが大半です」(料理研究家の髙山かづえさん)
自分で作れば、余分な甘味料を入れなくて済む。酸味の角を取るために、少量のフライドオニオンやオイスターソースなどを活用するといい。髙山さんお薦めのドレッシングレシピを紹介するので、気になるものを作ってみよう。
保存する際の注意点。
- 清潔な保存容器を用意する。
- 酸味があるので金属製はNG。ガラス製がベスト。
- 冷蔵庫で保存して1週間ほどで使い切る。
(生の野菜を使うニラシソドレッシングは2〜3日以内に使い切る。)
1.ニラシソドレッシング|緑黄色野菜たっぷりの「食べるドレッシング」。
刻んだニラとシソがたっぷり入る“食べるドレッシング”。緑黄色野菜の王様であるニラからβ-カロテンなどの栄養素が摂れる。 サラダ以外では、茹でた中華麺などの麺類と和えるほか、水餃子や焼き餃子の付けタレにもいい。
材料(150mL)
- ゴマ油…大さじ4
- 酢、醬油…各大さじ1
- オイスターソース…小さじ1
- ニラ… 1/2束(50g)
- シソ…10枚
- 生姜…1かけ(10g)
作り方
- ニラ、シソ、生姜を粗みじん切りにし、保存容器(具材が多いので口が広いタイプがお薦め)に入れる。
- 1に残りの材料を加えてよく混ぜる。使う前によく混ぜる。
2.カレー味噌ナッツドレッシング|スパイス×発酵×食感が三位一体。
刻んだナッツの食感も楽しい、カレー味噌風味で自己主張強めのドレッシング。 サラダ以外では、蒸した鶏ささみや胸肉にオイルをプラスするのに最適。同じく茹でたエビやタコに加えるとワンランク上の味わいになる。
材料(150mL)
- 米油(またはサラダ油)…大さじ4
- 酢、味噌…各大さじ2
- ミックスナッツ…30g
- カレー粉、おろしニンニク…各小さじ1
- おろし生姜…小さじ2
作り方
- ミックスナッツを粗みじん切りにする。
- フライパンに油を中火で熱し、ニンニクと生姜を加える。
- 混ぜながら加熱し、フツフツと泡が出てきたら火を止め、カレー粉を加えて混ぜる。
- 残りの材料も加えてよく混ぜ、保存容器(粘度が高めなので口が広いタイプがお薦め)に移す。使う前によく混ぜる。
3.ゴマ辣ドレッシング|フライドオニオンで酸味がまろやかに。
ゴマで香ばしさと油分をプラスした醬油ベースのドレッシング。フライドオニオンの自然な甘みで酸味をまろやかにする。 サラダ以外では、茹でた中華麺などの麺類に絡めるほか、茹で豚の薬味、野菜炒めの調味料としても重宝する。
材料( 150mL)
- ゴマ油…大さじ4
- ラー油…小さじ1
- 酢、醬油…各大さじ2
- 白炒りゴマ、フライドオニオン(市販品)…各大さじ1
作り方
- フライドオニオンは指で揉んで細かく砕く。
- 材料を保存容器に入れてよく混ぜる。使う前によく混ぜる。
4.ハーブドレッシング|中華、イタリアンと自在にアレンジ可能。
油:酢=3:1という基本の割合を覚えておけば、ゴマ油で中華風、オリーブオイルでイタリア風などにアレンジ自在。 サラダ以外では、焼き魚にタマネギやキュウリのスライスと一緒に和えると、即席のエスカベッシュ風に。
材料(150mL)
- 米油(またはサラダ油)…大さじ6
- 酢…大さじ2
- フレンチマスタード、ミックスハーブソルト…各小さじ1
作り方
- 油以外の材料をボウルに入れてよく混ぜる。
- そこへ油を少しずつ加えながらよく混ぜる。
- 保存容器に移し、使う前によく振る。
5.梅ネギドレッシング|梅の酸味、ネギの甘みと辛みが◎。
ひと手間だが、熱々の油をネギにかけると、ネギ本来の甘みが際立ってびっくりするほど美味しくなる。 サラダ以外では、新鮮な刺し身にかければ、あっという間にカルパッチョ風に。鰹節の風味も生きる。冷や奴にもマッチ。
材料(150mL)
- 米油(またはサラダ油)… 大さじ6
- 酢…大さじ2
- ネギ…1/2本(50g)
- 梅干し…1個
- 塩…小さじ1/4
- 鰹節…1袋(4g)
作り方
- 鰹節は袋のままよく揉み、細かく砕く。梅干しはタネを取って刻む。ネギを細かく刻んでボウルに入れる。
- 油を小鍋に入れて薄煙が上がるくらいまで熱したら、ネギに回しかける。
- 残りの材料をボウルに加えてよく混ぜ、保存容器(具材が多いので口が広いタイプがお薦め)に移す。使う前によく混ぜる。
6.シーザードレッシング|おなじみのドレッシングをこってり濃厚タイプに。
通常のシーザードレはヨーグルトなどを使うのでサラサラしているが、こちらはオリーブオイル+マヨネーズで粘度も油分もたっぷり。アンチョビペーストが入るとコクがアップ。 サラダ以外では、ローストビーフ、唐揚げなどの揚げ物に。
材料(150mL)
- オリーブオイル、マヨネーズ…各大さじ5
- 粉チーズ、レモン汁…各大さじ1
- おろしニンニク…小さじ1/4
- アンチョビペースト(なければ塩)…小さじ1(塩の場合は小さじ1/4)
- 粗挽き黒コショウ…少々
作り方
- 油以外の材料をボウルに入れてよく混ぜたら、油を少しずつ加えながらさらによく混ぜて、保存容器に移す。