運動にサプリをプラスオン。ダイエットをサポートする成分9選。

ダイエットに効率を求めるならサプリメントに頼るのも一手。ただ、そこで重要になるのは“成分選び”だ。自分に合う成分を賢く選び、内側から仕掛けていこう。

取材・文/神吉弘邦 撮影/山本 嵩

初出『Tarzan』No.901・2025年4月17日発売

お腹を凹ますサプリメント

自分にどう機能するか、成分を知る。

適切なエクササイズと生活習慣の改善こそ、腹回りをスッキリさせる王道。そこにプラスワンの要素を盛り込むなら錠剤やカプセルのサプリメントも選択肢になる。漫然と手に取るのではなく「どんな成分が自分の腹に効くか」を考えながら生活に取り入れるといいだろう。

ここに挙げた成分名はわずかだが、「その成分がどう機能するのか」を知るきっかけづくりにしてほしい。具体例として該当成分が含まれるサプリを1つずつチョイスした。高機能を謳う商品は複数の成分が配合されるケースが多いし、それぞれの含有量に差がある。過剰摂取は禁物、購入前に十分チェックする習慣を身につけたい。

L-カルニチン|脂肪燃焼を促すサポート役。

体内で生成され、血液中や細胞内に存在する成分。その役割は筋肉を動かすエネルギー(ATP)を生み出す手助けをすること。脂肪を燃やすミトコンドリアまで遊離脂肪酸を運搬する働きを持つのがL-カルニチンだ。

加齢とともに減少が見られ、不足すると体内の脂肪が使われず溜まっていくことにもつながる。最も多く含まれる食材はラムやマトンなどの羊肉、次いで牛肉や鶏レバーなど。野菜中心の食生活では摂取しにくい成分ともいえる。

《ディアナチュラ L-カルニチン》

《ディアナチュラ L-カルニチン》

L-カルニチン500mgのほか、血流を良くして発汗作用をもたらすカプサイシン含有とうがらしエキス末を配合した《ディアナチュラ L-カルニチン》。90粒(30日分)2,041円。WEBサイト

ブラックジンジャー由来 ポリメトキシフラボン|“黒い生姜”に含まれる成分。

タイ原産のショウガ科植物であるクラチャイダムは、古くから滋養機能があるとして珍重されてきた食品。断面が黒いことから黒生姜、黒ウコンとも呼ばれる。

通常の生姜と比べてもフラボノイドの一種であるポリメトキシフラボンがより多く含まれている。この成分は、日常活動時のエネルギー代謝で脂肪を消費しやすくする機能があることが報告されている。お腹まわりを絞るにあたって頼れる効果が期待できるかもしれない。

《内脂サポート》

《内脂サポート》

《内脂サポート》は、腸内環境を良好にする機能の報告があるN-アセチルグルコサミンと2種類のビフィズス菌BB536、B-3も配合。30日分3,888円。WEBサイト

 HCA(ヒドロキシクエン酸)|糖質からの脂肪合成に待った!

インドやスリランカなどに自生するガルシニアは、乾燥させた皮が酸味付けスパイスとしてカレーや魚の保存などに使われてきた。その果皮に多く含まれるのがHCA(ヒドロキシクエン酸)で、複数の熱帯植物からも発見されている。

HCAは糖質から脂肪を合成する体内酵素の働きを抑制し、運動中の脂肪の燃焼を高める機能があると報告されている。1日当たり1,500mgが厚生労働省の摂取上限目安だ。

《WEIGHT BURNER PREMIUM》

《WEIGHT BURNER PREMIUM》

タブレット3粒当たりガルシニア由来のHCA250mgを含む機能性表示食品《WEIGHT BURNER PREMIUM》。L-カルニチンやジンジャーエキスなど14種の成分配合。90粒2,980円。WEBサイト

ユーカリ葉由来 ポリフェノール(エノテインB)|肝臓での脂肪合成を減らす。

糖質の中でも、ブドウ糖に比べて内臓脂肪になりやすいのが果糖(フルクトース)。ユーカリの葉などに含まれるポリフェノールであるエノテインBは、果糖の吸収抑制によって門脈(胃や腸で吸収された栄養分を肝臓に運ぶ静脈)を経て肝臓に送られる果糖の量を減らす働きが認められている。

肝臓での脂肪合成量を抑えることで腹部の内臓脂肪を減少させ、高めのBMI(23以上30未満)の改善に役立つ機能が報告されている。

《リゲイン スリムマネージ》

《リゲイン スリムマネージ》

関与成分をユーカリ葉から抽出したエノテインB に絞った《リゲイン スリムマネージ》。3粒当たり3.38mgが摂取できる。90粒(30日分)5,400円。WEBサイト

茶カテキン(ガレート型カテキン)|別名タンニンと呼ばれる成分。

カテキンはお茶に含まれるポリフェノールの一種であり、緑茶の苦味や渋味のもとになる別名タンニンと呼ばれる成分。

合計8種類の形があるうち、ガレート基という構造が付くのがガレート型のカテキン。食事で摂取したコレステロールの吸収を抑制し、体外へ排出させる効果を持つことが報告されている。健康志向から海外で何度目かの盛り上がりを迎えた抹茶ブーム。茶カテキンが腹凹効果で注目される日も近そうだ。

《バイオヘルステック ガレート型カテキン273.6mg》

《バイオヘルステック ガレート型カテキン273.6mg》

《バイオヘルステック ガレート型カテキン273.6mg》は、高濃度成分がBMI25以上30未満のお腹の脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)の低減をサポートする。90粒(30日分)4,622円。WEBサイト

ざくろ由来 ポリフェノール(エラグ酸)|アンチエイジングも期待される成分。

イチゴ、ラズベリー、クランベリーなどのベリー類に多く含まれるポリフェノールであるエラグ酸。トルコから中東にかけて広く栽培される深い赤色の果実であるザクロもエラグ酸を豊富に含んでいる植物だ。

エラグ酸の発見は1831年にまでさかのぼる。抗酸化作用や美白効果があるとして美容業界で長く注目されてきた成分だが、近年になってLDLコレステロールや中性脂肪を低下させる作用の研究が進んだ。

《ざくろエラグ酸》

《ざくろエラグ酸》

2粒当たりエラグ酸40mgのほか、鉄、ビタミンE、亜鉛などを配合する《ざくろエラグ酸》はスペイン産食用オリーブオイルを使ったソフトカプセルタイプ。60粒(30日分)5,940円。WEBサイト

ターミナリアベリリカ 由来没食子酸|アーユルヴェーダでも使われる果実から抽出。

インド、スリランカ、東南アジアなどで生育する落葉広葉樹のターミナリアベリリカ。その果実はアーユルヴェーダの生薬として利用されてきた歴史もあるという。

抽出エキスはポリフェノールに富み、食事に含まれる糖や脂肪の吸収を抑える機能(リパーゼ阻害作用、α-グルコシダーゼ阻害作用、食後血糖値・食後中性脂肪上昇抑制作用)、肥満気味な人の内臓脂肪や皮下脂肪と体重を減らしBMIを低下させる作用があることが報告されている。

《おなかの脂肪対策タブレットPREMIUM》

おなかの脂肪対策タブレットPREMIUM

ターミナリアベリリカ由来没食子酸のほかにも「葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)」も含有する《おなかの脂肪対策タブレットPREMIUM》。90粒(30日分)5,400円。WEBサイト

葛の花由来 イソフラボン|お腹まわりの脂肪にアプローチ。

日本料理や和菓子の材料でも身近なマメ科植物である葛。葛根湯など漢方の原料にも使われてきた。

葛の花に含まれるイソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと似た分子構造を持つ。そのうちテクトリゲニン類は、余ったエネルギーが肝臓で脂肪に合成されるのを抑制する効果、白色脂肪細胞内での脂肪の分解と褐色脂肪細胞内での脂肪の消費を促進する効果が報告されている。お腹の脂肪を減らすのを助ける効果が期待できる。

《キリンiMUSE免疫ケア・内臓脂肪ダウン》

《キリンiMUSE免疫ケア・内臓脂肪ダウン》

《キリンiMUSE免疫ケア・内臓脂肪ダウン》は、健康な人の免疫機能の維持をサポートするプラズマ乳酸菌も含んだ機能性表示食品。30粒(15日分目安)3,280円。WEBサイト

アフリカマンゴノキエキス(エラグ酸)|西アフリカ原産の植物がもつパワー。

原産地の西アフリカやインドに自生しているニガキ科の常緑高木で、果実がマンゴーに似ていることから名付けられたアフリカマンゴノキ。

この種子からもベリー類やザクロと同じく、エラグ酸が抽出される。この成分は抗酸化物質であるポリフェノールの一種で、肥満気味(BMI25〜30)な人の体重、体脂肪、血中中性脂肪、内臓脂肪、ウェスト周囲径の減少をサポートし、高めのBMI値の改善に役立つことが報告されている。

《メタプラス ウエストマックス》

《メタプラス ウエストマックス》

L-カルニチン、ニームリーフ、キャンドルブッシュ、マンゴージンジャーのエキス末も配合した機能性表示食品《メタプラス ウエストマックス》。45粒(15日分)1,598円。WEBサイト