ヨガと気づき|vol.26

メルボルン出身・東京在住の人気イラストレーター、エイドリアン・ホーガンさんは、数年前にヨガを始めて以来、ライフスタイルが少しずつ変わってきたそう。ヨガが与えてくれるささやかな日々の気づきを、毎週コミックエッセイ形式で紹介します。

イラスト・文/エイドリアン・ホーガン

仕事で絵を描くのは楽しいですが、締め切りやプレッシャーに圧倒されそうになることもあります。そんな時、ヨガがあるのは本当にありがたいです。

首が痛くなったら、姿勢を整えるためにストレッチ。ストレスを感じたら、呼吸に集中して気持ちをリセットします。

デスクに居ながらできるのも、嬉しいところ。もちろんヨガのレッスンとは違いますが、次のクラスまで心と身体を柔らかく保つには、ちょうどいいです。

先生のコメント

その通りです!ヨガのプラクティスを日常的に取り入れる方法を見つければ、レッスンの効果を持続することができます。

どんなに仕事が忙しくても、ほとんどの人は毎日顔を洗ったり、シャワーを浴びたり、歯を磨いたりしますよね? ヨガも同じく、マットがあれば(なくても)身体のみでできることなので、やろうと思えば毎日でもできるはず。

週に1〜数回は、講師ときちんとプラクティス。それができない時は、せめて太陽礼拝を数回繰り返す(約15〜30分程度)時間を作ってみましょう。日常的にヨガポーズで身体を動かすことで、瞑想法にも親しみやすくなっていきます。

ほんの一瞬でいいので、仕事や予定から離れ、頭も身体も空っぽに近い状態を作り、今に集中してみましょう! 一時的に頭を空っぽにしても、大事なことは自然とすぐに戻ってくるので、心配しなくても大丈夫。

あちこちに意識が飛んでいる状態では、全てが中途半端になってしまい、成長を積み重ねることはできません。心を“今”に置き、身体からリフレッシュできると、より良い思考パターンを持てたり、新たなアイデアを生み出すことにも効果的。

自分を観察し、解放すればするほど、日常生活を効率よく過ごせるようになり、プレッシャーからはかけ離れた行動ができるようになるでしょう。