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植物の秘めた力を人々に届けるリサーチセンター。【前編】
植物の情報を解き明かす、世界有数の研究所
2017年、〈アムウェイ ボタニカルリサーチセンター〉が全ゲノムの解析を終えたのが中国茶としても愛される杭白菊だ。菊は複雑な染色体遺伝構造、種の多様性を持つことから、その解析はキク科の起源、進化、種の多様性の解明に重要な意味を持つ。
この成果からもわかるように、同所はキク科植物の研究を進めている。これらの遺伝子情報で、植物の可能性を理論的に証明しようという。
〈ニュートリライト〉は植物の力、ファイトケミカルスを活用する。その可能性が最大限に高まるのはいつなのか。種ごとに栄養価の高い状態は異なり、収穫期によって栄養価も異なる。
時に皮や種にこそ栄養価が多く含まれるのはよく知られるが、それらを解き明かすため、日々研究を進める。まさに人類の未来を支える研究だ。
長い時間を見据え、植物と向き合い続ける
研究所から畑に向かうと、まず思いのほか枯れた土地に驚く。実は単一品種の連続栽培や長期栽培による土壌への影響を研究する畑だという。植物に限らず、土壌の品質研究も行う。
微生物などの調査でエコシステムの研究を進め、低炭素化へのアクションにも取り組む。農耕機器も最新型を取り入れ、常に10年単位で先を見据えた研究を進めたいという。
その先に数十種の菊、バラ、芍薬などが咲くが、これも観賞用ではなく有用成分の抽出が目的。ほかにも多品種のソバを育て、うち3種は新種だとか。これらが食卓に並ぶ日がくるかもしれないという。
日々畑は変化を続け、彼らの研究もまたそれを追い続ける。継続的なプロセス。それこそが確かな有用性につながるのだ。
Information
問い合わせ先/日本アムウェイ合同会社
HP:https://www.amway.co.jp/