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日本人には耳掃除は不要だった!? 現代人必須の聴覚メンテナンス法

40代、50代になり、老眼、聞こえにくさ、声の出しづらさ、虫歯の増加といった悩みが出てきたという人もいるのではないだろうか。人生100年時代と考えれば、折り返しに差し掛かったばかり。機能を長く維持するためにも、衰えが激しくなる前に、正しいメンテナンス習慣を身につけたい! 今回は耳の健康を保つためのメンテナンス法を紹介。

教えてくれた人:市村恵一先生

いちむら・けいいち/耳鼻咽喉科専門医。東京みみ・はな・のどサージクリニック名誉院長。自治医科大学名誉教授。日本小児耳鼻咽喉科学会理事長、日本鼻科学会常任理事などを歴任。近年は高齢者の補聴器診療に注力。

日常に溢れる、音のボリュームを把握する

移動中はイヤホンやヘッドホンで音楽を聴き、道を歩けばクルマや工事の騒音に晒され、家に帰れば動画視聴やゲームを楽しむといった生活をしていると耳の休まる時間がない。静かな場所へ行き、耳を休ませる時間を積極的に作りたい。

「静かな公園を散歩する、週末に山や海に行ってボーッとする。自宅が静かなら、テレビを観たり、音楽を聴くのをやめて読書をするといったことで構いません。

意識的に静かな時間を過ごす時間を作らないと、現代人は大きな音に晒され続けることになってしまいます。

大きな音に晒され続けた結果、聴力が落ちる難聴を騒音性難聴と呼びますが、騒音性難聴は5〜10年という年月をかけて発症するもの。発症を避けるためにも、日々大きな音を避け、耳を休ませる時間を設ける習慣を身につけましょう

音圧レベル(dBSPL) 1日当たりの許容基準 音の種類
130 1秒未満 航空機の離陸の音
120 9秒 救急車や消防車のサイレン
105 4分 工事用の重機
100 15分 地下鉄車内の騒音
75 リスクなし 掃除機

大きな音に晒され続けないように注意することが大切。イヤホン、ヘッドホンで長時間、音楽を聴いたり、動画視聴することも耳の負担になる。

出典/一般社団法人日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会HPより抜粋

静音スポットに意識的に出かける

一般的な会話時の声は50〜60dB程度。それ以上大きな音を聞き続けることは、耳を悪くする原因になる。

スマホやオーディオプレーヤーで大音量の音を聴く人口が増えたことから、WHO(世界保健機関)はITU(国際電気通信連合)と音量規制に関する国際基準を策定

聴覚障害にならない安全な音のレベルの目安を、80dBを上限に1週間に最大40時間までとした。

「生活内の音の大きさを把握して、日常会話よりも大きな音をなるべく避けることが、耳の衰えの予防に繫がります」

通勤の電車移動に、耳栓を着用する

地下鉄車内の音は100dBとかなりの音量。通勤に加えて、仕事中の移動も含めれば、毎日かなりの時間、大きな音を浴びていることになる。

その音をシャットアウトしようと、さらに大きな音で音楽を聴けば、耳にかなりの負担をかけてしまう。聴力維持を最優先に考えるなら、おすすめなのが耳栓の活用だ。

「騒音環境にある職業の方が耳栓を活用しているのと同じように、物理的に音を遮断することで耳への負担を小さくすることができます」

電車以外にも、バスや航空機内、自宅近くで工事をしているときなどにも耳栓を活用してみよう。

耳かきでの耳掃除は日本人には不要!?

耳垢にはカサカサしたタイプとネバネバしたタイプがあり、日本人のほとんどはカサカサタイプに該当

耳には垢を外へ自動で押し出す力があり、カサカサタイプの場合は、基本的に耳かきでの耳掃除は不要

耳の奥を掃除しようとすると、耳垢をさらに奥へ押し込んでしまったり、耳を傷つけてしまう。見える範囲を拭き掃除する程度で十分なのだ。

取材・文/神津文人 撮影/森山将人 スタイリスト/高島聖子 ヘア&メイク/天野誠吾

初出『Tarzan』No.880・2024年5月23日発売

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