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“スリップインするだけ™”じゃない!《スケッチャーズ スリップ・インズ》快適学。
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日本人の3人に1人は頭痛持ちといわれるほど身近で、国民病ともいえるのに、なぜか「たかが」と軽視されがちだ。3大頭痛と呼ばれる、緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛のほかに最近注目を浴びているのが、後頭神経痛。首こり、肩こり持ちは要注意らしい。メカニズムや改善法まで徹底解説しよう。
丹羽潔先生
にわ・きよし 〈東京頭痛クリニック〉理事長、頭痛外来のある〈にわファミリークリニック〉院長。日本頭痛学会専門医、日本神経学会専門医、日本脳卒中学会専門医など。指導医として後進も育成。著書は『最新 頭痛の治し方大全』。
第4の頭痛として注目される後頭神経痛は、正確には、末梢神経のダメージによる神経痛だ。
首こりや肩こりが後頭部の神経を圧迫して起きる周囲の筋肉と後頭神経の関係
「後頭神経痛が起こる一番の原因は姿勢の悪さです。後頭神経は頭を支える頸部の筋肉の間から皮膚の表面側に出ていて、周囲の筋肉による圧迫を受けやすい部位。首こりや肩こりの強い人は後頭神経を圧迫しやすい傾向にあります」
ピリッとした一瞬の痛みがある軽いものから、後頭部が枕に触れるだけで辛く、不眠に悩まされるほどの重い症状もある。
「神経痛なので、通常の頭痛用の鎮痛薬では効果がありません。応急処置は、痛みや神経痛の元を短時間冷やすか、冷湿布を貼付してみてください。対策は緊張型頭痛に似ているので、日頃から正しい姿勢を心がけ、凝りを溜めない生活を目指すことが大切」
取材・文/板倉みきこ 撮影/内田紘倫 イラストレーション/うえむらのぶこ 監修・取材協力/丹羽 潔 取材協力/頭痛ーる(提供元/ベルシステム24)
初出『Tarzan』No.879・2024年5月9日発売