鍛えるシェフの筋肉レシピ:鶏のサルシッチャとキャベツの煮込み
自身もトレーニングを行う“鍛えるシェフ”直伝の料理を紹介する「美味い筋肉レシピ」シリーズ。今回は〈Attivoアッティーボ〉オーナーシェフの坂川光平さんに教えてもらった「鶏のサルシッチャとキャベツの煮込み」。
photos: Chihiro Oshima text: Noriko Ozawa nutrition supervision: Reiko Kawamura
初出『Tarzan』No.875・2024年3月7日発売
坂川光平さん
教えてくれた人
大学卒業後、品川〈アロマクラシコ〉、青山〈トラットリア シチリアーナ・ドンチッチョ〉を経て、元麻布〈アルヴェアーレ〉の料理長に。2022年独立し〈アッティーボ〉開店。
筋トレ+今も時々キックボクシングを楽しんでいる〈アッティーボ〉の坂川光平さん。野菜が主役!春のベジーなイタリアンを教わった。
スパイスを混ぜた挽き肉で作る腸詰め=サルシッチャを、「今回は中身のミンチをキャベツに挟んで煮込みにアレンジ。サルシッチャのタネは一晩寝かせると味がなじむので、仕込みだけ前日にしておくとよりおいしくなります」。
鶏のサルシッチャとキャベツの煮込み
材料(1人分)
- キャベツ(洗って芯は残す)…1/8カット
- [A]
- 鶏胸挽き肉…400g
- 塩…小さじ1弱
- おろしニンニク…小さじ1/2弱
- クミンパウダー…少々
- 黒コショウ…少々
- ※このサルシッチャのみ4人分の分量で、1人分は100gを使用。残った分はスープやパスタの具などにするのもおすすめ。
- 水… 400mL
- コンソメ(顆粒)…少々
- 片栗粉…少々
- イタリアンパセリ…少々
作り方
- サルシッチャを作る。保存袋などに材料(A)を入れてよく混ぜ合わせ、味がなじむように冷蔵庫で一晩寝かせる。
- 1の1/4量を、キャベツの葉と葉の間にミルフィーユ状に挟む。
- 鍋に2を寝かせ、水、コンソメを入れて蓋をし、中火〜弱火で様子を見ながら火が通るまで蒸し煮にする。スープに片栗粉を加えて混ぜ、とろみをつける。
- 器に3をスープとともに盛り、イタリアンパセリを飾る。
ポイント
栄養ポイントはココ!
今回1人分で使用したキャベツ量は、1日に摂取すべき野菜の総量の3分の1にも当たりgood。煮込むことで量も食べられますし、水溶性のビタミンCが溶け込んだ汁を一緒に摂れるのも嬉しい。食物繊維もたっぷりです。by管理栄養士 河村玲子さん