鍛えるシェフの筋肉レシピ:山かけちゃんこ鍋
自身もトレーニングを行う“鍛えるシェフ”直伝の料理を紹介する「美味い筋肉レシピ」シリーズ。今回は〈TANIARASHI 六本木店〉店主の山口俊さんに教えてもらった「山かけちゃんこ鍋」。
photos: Chihiro Oshima text: Noriko Ozawa nutrition supervision: Reiko Kawamura
初出『Tarzan』No.872・2024年1月25日発売
山口俊さん
教えてくれた人
〈TANIARASHI 六本木店〉店主。2005年、横浜DeNAに入団。17年巨人に移籍し、19年最多勝投手。20年MLBトロント・ブルージェイズ移籍、翌年巨人に復帰し、22年引退。同年12月にちゃんこ鍋店開店。
元プロ野球選手で、実家・大分の老舗ちゃんこ店の味を元に開いた〈TANIARASHI 六本木店〉が好評の山口俊さん。鍋が恋しい季節、簡単に本格派ちゃんこ鍋を作る技を伝授してもらった。
「ポイントはだしと具だくさん。今回だしは簡単にだしパックで取りますが、2袋のうち1袋は破って中身を入れて具に。仕上げに山かけを加えればよりヘルシーです」
山かけちゃんこ鍋
材料(2人分)
- 豚バラ肉(薄切り)…6枚
- 絹豆腐…1/2丁
- 油揚げ…1枚
- レタス…1/2玉
- 長ネギ…1本
- もやし…150g
- エノキダケ(石突きを切ってほぐす)…30g
- 山かけ(山芋や長芋のすりおろし)…150g
- 二番だし…150ml程度 ※だしパック1袋を再利用
- 市販だしパック(焼きあご、鰹、うるめいわし、真昆布入りを使用)…8g×2袋
- だし醬油…大さじ1
- みりん…小さじ2
- 水…500ml
作り方
- 鍋のだしを取る。鍋に水、だしパックの1袋は袋を破って中身だけ、もう1袋は袋のまま入れて火にかける。だしパックの表示時間通りに煮出し、袋のまま入れただしパックは取り出す。だし醬油、みりんを加えて再度煮立たせる。
- 鍋に水2カップ程度(分量外)、1で取り出しただしパックを入れて加熱し、数分煮出して取り出し、二番だしを取る。この二番だし150mL程度を、山かけと一緒に容器に合わせてよく混ぜる。
- 豚バラ、豆腐、油揚げ、レタス、長ネギはそれぞれ食べやすい大きさに切る。
- 1の鍋に3、もやし、エノキダケを盛り付け、中火にかける。具材に火が通ったら、2のだしと合わせた山かけを上から回し入れ、さらに煮立たせる。
ポイント
栄養ポイントはココ!
野菜が豊富に摂れる鍋。さらに山かけの材料・山芋や長芋のネバネバは水溶性食物繊維で、腸内環境を整える効果が。鰹節、昆布の粉末入りだしパックの中身を具にするのも、タンパク質や食物繊維のちょい足しに○ですね。 by 管理栄養士 河村玲子さん