鍛えるシェフの筋肉レシピ:サー問題です。イクラとサーモンの親子丼

自身もトレーニングを行う“鍛えるシェフ”直伝の料理を紹介する「美味い筋肉レシピ」シリーズ。今回は〈すし さとる〉店主の荒木悟さんに教えてもらった「サー問題です。イクラとサーモンの親子丼」。

photos: Chihiro Oshima text: Noriko Ozawa nutrition supervision: Reiko Kawamura

初出『Tarzan』No.870・2023年12月14日発売

イクラとサーモンの親子丼 元プロボクサー〈すし さとる〉荒木悟

〈すし さとる〉店主・荒木悟

荒木悟さん

教えてくれた人

〈すし さとる〉店主。高校時代にボクシングで国体2位。卒業後、京料理店で修業しながらプロボクサーに。2017年引退。江戸前鮨の人気店〈麻布十番 秦野よしき〉で研鑽を積み、22年現店開店。

元プロボクサーの〈すし さとる〉店主・荒木悟さん。簡単&タンパクリッチな一品が堪能できる、鮨屋のまかない丼を紹介。

「サー問題(サーモン大)です!今日のまかないは?」と店で好評、ダジャレのジャブとともに完成したイクラとサーモンの親子丼は「サーモンは普通の醬油でなくニンニク醬油で漬けるのがポイント。脂が乗った魚によく合います」。

サー問題です。イクラとサーモンの親子丼

イクラとサーモンの親子丼 元プロボクサー〈すし さとる〉荒木悟

材料(1人分)

  • サーモン刺し身用…7枚程度
  • イクラ…大さじ2程度
  • [A]※ニンニク醤油のみ、作りやすい分量。
    • 醬油…60g(大さじ3+小さじ1)
    • みりん…40g(大さじ2+小さじ1弱)
    • 酒…20g(大さじ1+小さじ1)
    • ニンニク(薄切り)…1かけ
  • ご飯…150g
  • 小ネギ(小口切り)…少々
  • 練りワサビ…少々

作り方

  1. ニンニク醬油を作る。まずは鍋に[A]のみりん、酒を入れて強火にかけてアルコール分を飛ばし、醬油を加えて軽く煮立たせてから火を止めて煮切り醬油を作る。さらにニンニクを加えてそのまま冷ます。
  2. 1にサーモンをサッと漬ける(残りのタレは別料理に再利用を)。
  3. 器にご飯を盛り、2、イクラを乗せる。小ネギを散らし、ワサビを添える。

ポイント

イクラとサーモンの親子丼 元プロボクサー〈すし さとる〉荒木悟

ニンニク醬油は、みりん、酒、醬油を合わせて煮切った後にニンニクを加えて。

栄養ポイントはココ!

イクラ&サーモンがたっぷり摂れるこの丼は、抗酸化成分のアスタキサンチン祭り!と言ってもよい一品。さらに両者とも筋肉の維持、骨の合成に必要なビタミンDの宝庫。1食で1日の摂取量目安をカバーできます。 by 管理栄養士・河村玲子さん