鍛えるシェフの筋肉レシピ:ハマグリのプーリア風
自身もトレーニングを行う“鍛えるシェフ”直伝の料理を紹介する「美味い筋肉レシピ」シリーズ。今回は〈Attivoアッティーボ〉オーナーシェフの坂川光平さんに教えてもらった「ハマグリのプーリア風」。
photos: Chihiro Oshima text: Noriko Ozawa nutrition supervision: Reiko Kawamura
初出『Tarzan』No.874・2024年2月22日発売
坂川光平さん
教えてくれた人
大学卒業後、品川〈アロマクラシコ〉、青山〈トラットリア シチリアーナ・ドンチッチョ〉を経て、元麻布〈アルヴェアーレ〉の料理長に。2022年独立し現店開店。
高校時代にキックボクシングを始め、ジム主催の大会にも出場。今も腹筋ローラー50回など、日々カラダを鍛える〈Attivo〉の坂川光平さんに、トレ中もOKな低カロ高タンパク“最強シンプルイタリアン”を教えてもらった。
これから旬のハマグリを使った前菜は「ブロッコリーを茹でて叩いたソースはイタリアのプーリア風。煎りパン粉をかけると香ばしさが加わり、満足感も増します」。
ハマグリのプーリア風
材料(1人分)
- ハマグリ(砂抜き済み)…大粒1個(小粒なら3個ほど)
- ブロッコリーの蕾(茎は切り落とし、別料理に利用を)…3房
- 水150mL…程度
- 砂糖…1つまみ
- [A]
- ソフトパン粉…大さじ2弱
- タイムの葉(生・乾燥どちらでも)…1枝分
- おろしニンニク…少々
- タイム(生)…2枝
作り方
- 煎りパン粉を作る。フライパンに材料[A]を入れ、中火程度で揺すりながら、全体が香ばしくキツネ色になるまで乾煎りする。
- 塩少々を加え沸騰させた湯(ともに分量外)に、ブロッコリーの蕾を入れ、クタクタに柔らかくなるまで塩茹でする。ザルにあけ氷水に落とす。水気を拭き取り、包丁で細かく叩く。
- 鍋にハマグリ、水を入れて蓋をして3分ほど中火にかけ、ハマグリの口が開いたら弱火にする。火が通ったら汁だけ残して取り出す。
- 3の鍋に2、砂糖を加えて混ぜ合わせながら加熱。
- 器に4を盛り、1を上にかけ、3のハマグリを乗せる。タイムを飾る。
ポイント
栄養ポイントはココ!
脂質の高いものは使用せず、糖質も少なめで、ワインのお供にしても罪悪感ゼロ! ハマグリは造血のビタミンとも呼ばれるビタミンB12、筋トレ民御用達野菜・ブロッコリーを使ったソースはビタミンAが豊富に摂れます。by管理栄養士 河村玲子さん